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最も参考になったカスタマーレビュー
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
フーコーの実存=受苦に寄り添った優れた評伝,
By 野火止林太郎 (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ミシェル・フーコー/情熱と受苦 (単行本)
「フーコーはエイズで死ぬことを知りながらゲイ専用のバスハウスに通い、その病いを他の人々にうつそうとした」という衝撃的なオビの文句(ひとつの噂)に惹かれて読んでみたが、これは一人の人間フーコーに肉薄したものとしては、おそらく最も優れたものではないか?勿論、「人間フーコー」という実存的な在り様と彼自身の哲学的業績は一応は別物である。とは言え、哲学・思想とは一人の人間から生み出される以上は、人間フーコーの身体を離れてはあり得ないことも事実ではあろう。 現今ますますアクチュアリティーが増してきたフーコー思想に興味がある読者にとって必読というばかりではない。生き難いこの世をいかにして生き延びるか、しかも一人生き延びるのではなく他者とともに生きるかを考えている御仁には、涙なくして読めない評伝でもあろうと思われる。
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