弘田三枝子=歌が上手とのイメージがあるものの実際はどうなのか?
このアルバムで改めてじっくりと聴いた。驚きだった。彼女は当時16才でこの歌唱力。「上手すぎる」というのが感想だった。オールディズとして今でも親しまれている曲ばかり、多くの歌手が競作の日本語バージョン曲。最近でも、竹内まりやが「悲しき片思い」や「渚のデイト」をカバーしアルバムを出したのも記憶に新しい。
オリジナル曲を越えるというのはまずは無いが、ヘレン・シャピロの「子供じゃないの」「悲しき片思い」とコニー・フランシスの「想いでの冬休み」などは、完全に弘田三枝子の方がその曲の魅力を引き出しているように思う。当時の歌手にありがちなモノマネ的な歌い方ではなく、あくまで弘田三枝子という個性で歌いきっている。その底知れない歌唱力に聴き入るしかないでしょう。
最近、何かといえば天才と呼ばれる人が多いなかで、当時の弘田三枝子こそ真の天才歌手だと思う。