本作の「教え」は、日本映画「犬と私の10の約束」に似ている。また、日米合作の「Hachi」もテーマは違えど、
同じような展開で進んでいく。
大抵は、犬が大騒ぎして、追い出されそうになったりする。この作品でもその「お約束」は健在だ(笑)。
犬や猫が絡む作品は、総じてそんなにレベルの低いものはない。
それは、脚本や俳優うんぬんの前に、事実上の主役として「かわいさ」「憎々しさ」などをカラダを張って表現している
からだと思う。動物である彼ら・彼女らにとって、もとより演技などはしていないからだ。
そこにある「芝居」が「真実」だから、観客もココロを奪われてしまう。
メイキングを観ると、マーリーも何匹も使って撮られているが、当然見分けは付かない。
子犬の中で最安値(200ドル)で購入したから、態度が悪く、家中を破壊しながら駆けまわるのだが、これは別に高い犬でも
そうは変わらないと思うので、エピソードとしてどうかな、とは感じた。
家族が成長し、子供も生まれる中で、マーリーの立ち位置も変化してくる。
時には冷たくあしらわれるシーンもあるのだが、そこは父親役のO・ウィルソンが仲介役を上手く演じていた。
オーウェンじゃなかったら、キレて、本当に追放しそうな場面もあるのだが、このあたりのキャスティングは絶妙である。
特典映像もオールHD収録だが、このテの作品共通の「動物偏重」映像になっている(笑)。
犬たちの姿を観ているだけで何か安らいでしまうのが強みだろう。星は3つです。