好き嫌いがハッキリ分かれる演奏だと思います。
私も未だに自分のなかでの評価を決めることができません。ただこれほど心を揺さぶるCDに出会ったことがないのも事実です。
ベルリンフィル盤におけるアンサンブルのズレや、様々な事故、解釈の不徹底を考えると、
重量感と透明さ、そして素晴らしい完成度を誇るコンセルトヘボウ盤を聞きたくなります。
一方、ベルリンフィル盤で時折現れる、鬼気迫る感覚、仄暗く深みのある弦、脂汗を出しながら格闘する崩壊ギリギリのライブ感に一度感化されると、コンセルトヘボウ盤でのまろやかな響きや透明感に疑問も生まれてきました。
第3楽章のコーダなど、ティンパニの腹にこたえる重量感などはコンセルトヘボウ盤が優れていますが、ベルリンフィルの粗く野蛮な響き、そして凄まじい加速にも魅力があります
個人的にはいつも聞くのはコンセルトヘボウ盤、気絶するくらい感動したい時はベルリンフィル盤を聞いてます。
(バーンスタインとイスラエルフィルによるマーラー9番の来日公演(85年)は録音が残ってたら・・・)
※このCDは1枚に収められていますが、以前発売されていた2枚組のものと比べると、音質は微量に大人しくなった気がします。だた値段はすごく安くなっているのでおすすめです。