内容(「CDジャーナル」データベースより)
2002年秋にベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の音楽監督となった大野和士が、就任早々に同歌劇場のオーケストラと行なった演奏会のライヴ録音。両者の明るい未来を予告する、感動的な「復活」だ。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
ヨーロッパでの活躍・成長ぶりが著しい大野和士の、現在音楽監督の任にあるベルギー王立歌劇場のオケを振っての「復活」、しかも本拠地ブリュッセルでのライヴ録音である。文字通りこの組み合わせの真価が問われるべき自信作に、“お手並み拝見”役の聴き手は思わず微笑んでしまった。マーラーを聴いているのに、何てこと! 理由はオーケストラの響きの美しさと、提示された作品の爽やかとさえ言える冴え冴えとした見透しの良さにある。歌劇場のオケをコンサートホールのステージにのせて、これだけ繊細で精緻な響きと音楽を、いかに付き合いの長い主兵とはいえ、全曲に渡って引き出した指揮者の集中力と技量を目の当たりにしてニンマリとなってしまった次第だ。日本人指揮者としての特性がプラス方向に花開いた好例であり、あまり類例を聴いた覚えもない。それゆえに、「復活」を主張するにはややひ弱なオケの特質もここでは美的に堪能される。 (田中成和) --- 2003年04月号