昨今のこの手のゲームにありがちな「はい、全てはゾンビのせいです」「ウイルスのせいです」といった安逸なオチでなく、しっかりとしたストーリーで落としてくれる。しかも結構アダルト要素に傾倒し、そして魅力的なキャラ達の演じる複雑に絡み合う個々の利権や愛憎劇、と大人がプレイしてもかなり唸らせてくれる内容になっており、満足できる出来ばえだった。プレイ時間も2転3転する展開なので1周するだけでもかなりのボリュームと相応の時間が掛るだろう。相反して悪点もあり
・各地に散らばってるトレーディングカードをくまなく収集(実績絡み)して回るのだが、これがかなり骨が折れる。例えば『雨の日の9時に家に来てくれ』と依頼を受けると、先ず天気が制限される、そして待ち時間で腹が減り、移動でガソリンが減り、我慢してると睡眠を催促され、行ったら不在・・・とまあこんな具合に過剰なまでのリアルな設定に辟易する事もしばしばだった。
・その他、戦闘時エイミングの挙動や操作は大手TPS,FPS作品に比べると粗悪極まりない、と言わざるを得ない(本作はそういう趣旨のゲームではないので仕方が無いといえば、それまでだが)
・最後に致命的にQTE挿入が全てを台無しにしている。無駄に長くしつこい。最後あたりは腕がモゲるかと思った。翌日は筋肉痛だ、本当に。プンスカ
このようにシステム面の詰めが甘い為に、周回する際に小さな細々とした事象が長期のプレイで大きなストレスに成り変わってくる。内容が面白いだけにその点だけは残念であった。実績コンプまで3周必要で、そういう意味では長く遊べる1枚だ。1周は何も観ずにeasyでストーリーを楽しむ。2周目はnormalでカードを集めつつ隠されたエピソードと事件の全貌を理解する。3週目はテクを駆使してhardな敵に対峙する。といった遊び方がいいだろう。