ある日突然、火星人に何の理由もなく侵略され、好意を見せているにも関わらず裏切られ虐殺されるアメリカ人。
火星人達は傲慢で、地球人たちをまるで虫けらのように殺します。
この図式は、まさにアメリカという国を開拓した頃の、移住者(アメリカ人)と先住民(インディオ)の関係と取れます。
アメリカ史の中で、インディオ達は侵略者である彼らが困った時には、馬や食物を提供し彼らを助けたりしたのですが、利用されては裏切られ、虐殺されます。
最後に少年が「テント(teepee)に住むのもいいよ」と演説しますが、このセリフからこの映画の根底に流れる強烈なアイロニーが見て取れます。
というのもteepeeとは、普通のテントではなく、アメリカインディオ達が住む円錐型のテントの事なのですね。
teepeeという言葉に思わずはっとさせられました。
ここまでおバカ丸出しにしておきながら、なんとも奥深いではないですか。
それにしても、おばあちゃんの○○のおかげで救いがあって良かったですね。インディオ達には救いは無かったわけですからね。。。
そう思いながら見ると、あまりにもブラックなのですが、バートンのキッチュなセンスがユーモラスな作品に仕上げています。
なかなか面白い作品です。