ニートだった青年が民間軍事会社と契約して・・・という物語です。ニートは目指してなるものではない、なってしまうものだ、というあたりはよく理解されているな、と思います。
私は著者のネームバリューで購入したのです(作家買い)が、著者はゲームデザイナーです。本書を読むにあたって、著者の手がけた作品や、戦略シミュレーションを知っていれば、作品に入りやすいと思います。
物語序盤の訓練場面は「そのままずばりコンピューターゲーム」(本書32ページより引用しました)で、わりと淡々と展開していきます。それからだんだん本格的になっていき、独特の用語(表現)・記号が登場します。慣れていないとこの辺で投げてしまうかも知れません。本書では第2章までがゲームで言うところのチュートリアルです。
場面が変わって、ここでご褒美(?)がありました。著者は読者の意表をつくのが上手いです。面食らいました。
ここから次々に魅力的な人物が登場して物語が加速していって、ある事件が起こり、主人公は残酷な現実を知るわけですが・・・。
この巻はここまで。次回作の舞台は日本のようです。いろいろと伏線が張られているようです。最後のは仕掛けだろうか? とか、この巻の登場人物は次にも出て来るのか? などです。
また、あとがきでは本作の背景についての記述があって興味深かったです。