メンバーでを共有するための数値目標が、Excelで簡単に導き出せ(電卓でも可能)、日報、月報、決算といった節目での振り返りや目標の修正が可能になるので、ほとんどコストをかけずに成果が「見える」化できることになる。
もちろん、データの収集や重みづけ(まさに加重平均の取り方)、優先順位などにはどうしても「勘」と「経験」が加味されるし、なかなか大変な作業でもあるが、特に中小企業や立ち上げ期のベンチャー企業、経理部はあるが財務にはほとんど手をつけていない会社などの現場で非常に役立つ。
もちろん「資本コスト」の求め方などはこれだけで一冊の本が必要なほど、かなり複雑な手順が必要なので説明不足の感もあるが、社内や業界団体、金融機関や調査会社、広告代理店などの担当者からも必要な情報を提供してもらえれば会計や税務などの専門的な部分も埋められ、データとしての説得力も増す。
大学院のMBAクラスでも架空の会社を立ち上げ、こういった数字をわざわざ手計算して、プレゼンテーションする「ビジネスシミュレーション」が必修だったりするが、なによりもメンバー間での目標の共有化とコミュニケーションが大切ということを改めて教えられたりする。
マーケティング、ひいては会社のマネージメントを数字で実感するための入門書としては秀逸。