マーケティング・コンサルタントでありながらマーケティングの学歴をもたない著者は、サラリーマン時代の営業体験や独立起業などの実務を通して、独学でそのスキルを身につけたという。本書の前半では、そのプロセスを幼少のころも含めて振り返っている。知識を得るだけでなく、それが本当に使えるかどうかを試行錯誤する著者の姿は、勉強中のビジネスパーソンにとって良い刺激になるはずだ。
後半では、基礎用語をひも解いたうえで、商品、ブランド、営業、広告・宣伝、顧客の5つの視点からマーケティングを論じている。商品を「普段着商品」「コンビニ服商品」「キメ服商品」と、3分類して論じたり、「ブランドは、生活者・顧客のマインドの玄関ドアをノックし、開ける働きをする」として、4ステップを提示している。著者の他の本同様、独自の切り口とかみくだいた表現がさえており、要点が頭にすんなりと入ってくるのが特長である。また、有名な商品を、ときにちゃかしながら斬っていく文章も楽しめる。
「『顧客生涯価値』なんて、ウソである」「『顧客の囲い込み』という概念も、きっぱり捨てよう」などと、注目されているマーケティング理論にも挑戦する本書。理論をうのみにせず自分で考えて実践するのが大切であり、またそれが楽しいことであると教えてくれる。(棚上 勉)
登録情報
|
この商品にタグをつける(詳細)タグは、商品との関連性が非常に強いキーワードまたはラベルのようなものです。
タグにより、すべてのお客様がお気に入りの商品の整理と確認を行うことができます。 ※タグは初期設定で公開になっています。詳しくはこちら |
しかし、それらの出現以前から、本書のような提議をしていた著者の功績は大きいと思います。
関西人らしい軽妙な語りで、歯切れの良い本です。
本当に、マーケティングについてとことん語ってくれています。
前述した変則マーケで、キャッチコピーやダイレクトメールの文面などミクロに視点が行っている人にはお薦めです。
マクロでマーケティングが理解できます。
しかし、メールマガジンならいざ知らず、ビジネス書としてもう少し期待を込めて購入した割には、読後感は「エッセイみたい」というものであった。いろいろな断片的な事例が統合されて体系化されていない、従って何が言いたいのかということが、弱いと思うのである。
普段着のマーケティングを目指している?著者としての試みは成功しているのかもしれないが、ちょっと軽すぎた。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|