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マークスの山(下) (講談社文庫)
 
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マークスの山(下) (講談社文庫) [文庫]

高村 薫
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第109回(平成5年度上半期) 直木賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

全面改稿!!
第109回直木賞受賞作

新しいマークスには泣かされる
合田雄一郎にも泣かされる

殺人犯を特定できない警察をあざ笑うかのように、次々と人を殺し続けるマークス。捜査情報を共有できない刑事たちが苛立つ一方、事件は地検にも及ぶ。事件を解くカギは、マークスが握る秘密にあった。凶暴で狡知に長ける殺人鬼にたどり着いた合田刑事が見たものは……。リアルな筆致で描く警察小説の最高峰。

登録情報

  • 文庫: 360ページ
  • 出版社: 講談社 (2003/1/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062734923
  • ISBN-13: 978-4062734929
  • 発売日: 2003/1/25
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 139,484位 (本のベストセラーを見る)
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灰色の世界 2010/6/9
形式:文庫
 上下巻2冊の感想。読んでいる間は面白かった。力作だとも思う。読了後の達成感もある。しかし、あらためて振り返ってみると、不満が頭に浮かぶ。
 まず、警察小説として見れば、登場人物があまりにも類型化しすぎ。現場の刑事は色々「あだ名」は付いているが、中身はほとんど同一人物のようにワンパターンである。神経をピリピリさせ、現場の独断で動き、同僚さえ信じていない。みんな同じ。上層部は圧力をかけるしか能がない。これだけ長い小説なら、もっと多彩な登場人物を描いてほしい。現場の刑事の中にも上層部のスパイみたいなヤツがいるとか、上層部にも現場に理解のある者がいてもいいはずじゃないか。

 適切な感想かどうかわからないが、この小説は、濃いサングラスをかけて世の中を眺め、灰色に塗りつぶされた人物や世界の、わずかな陰影の違いをくどくどと書き連ねているような気がする。それを描き尽くせる作者の筆力は大したものかもしれないし、この作品を評価する人はその点に惹かれるのだろうが、私としては、まずサングラスを外して、明るい視野で世界を見てくれ、と言いたくなる。

 最後まで読んでみれば、この程度の「事件」で、どうして捜査にあれほど強い圧力がかかるのか、さっぱりわからない。過去の「事件」(既に時効)が暴かれたら、「加害者たち」が具体的にどのように困るのだろうか? まさか単なるスキャンダル逃れではあるまいに。
 もともと山に無縁の「被害者」が登山に興味を持った理由もわからないまま。結局、クライマックスを強引に山に引っ張っただけか。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ラストが秀逸 2003/10/25
形式:文庫
星3つか?星4つか?はたまた5つか???大いに悩まされる小説でした。結論は間をとって星4つ!
星1つの減点要素は刑事たちの個人キャラがあまりにも前に出すぎてかえって警察内部の混乱ぶりが曖昧にぼやけてしまっている事、さらに下巻の事件解明の前後マークスこと水沢裕之の描写が少なく上巻の物語の厚みが薄れてしまっている事。この2点。

逆に加点要素は何と言っても下巻341pからラスト348pまでの8ページ。ここは泣けます。水沢裕之の原点である心中事件、その時何を想い感じたのか、そしてラスト描写場面に至る過程で彼は何を想ったのか...。戸部刑事の言葉、そして最後の1行にこの小説の全てが凝縮されているように感じました。

このラスト場面を感じれば感じるほど、出来ることなら水沢!裕之と5人の男たちの具体的な接点も明示して欲しかったなぁ、と贅沢を言いたくなりました。

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
上巻は中盤あたりからたるんでしまって面白くないなーと思っていたのですが、下巻のラストに向けての収束、その文章に舌を巻きました。

登場人物それぞれの背景が細かいため、それが逆に読みづらい部分もあったんですが、それでもこの構成力は素晴らしいなと。

一読しただけですが、破綻がない上、取材力がすごい。

下巻、ラストまで読んでよかったと思えるような水沢の最期も圧巻です。
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最近のカスタマーレビュー
大変面白かったが不満も残る
密度が濃く、最初は読みづらく感じましたが、迫力のある文章でぐんぐん読み進み、気がついたら読み終わってました。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: すらりん
ドラマの原作としてはいい
WOWOWドラマ化で上下巻を読みました。
読み難いほど重厚で緻密な文章の割には、... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: 家計を担うもの
軽い気持ちでは読めない
ずっと、ずっと読みたいと思いながら、中々手が出なかった1冊。
やっと読み終えることができました。... 続きを読む
投稿日: 2010/2/6 投稿者: キリ
上巻は最高。下巻は最低
上巻はあっという間に読めてこの作家すごい面白いと思って、ハイテンションで下巻突入。なんだあれ結末。誰が納得できんの。最後はやっつけ仕事ですか?とりあえずこうしとけ... 続きを読む
投稿日: 2009/5/26 投稿者: ムーミン
やたら「鑑」って文字がでてくるが、日常に使う言葉じゃないと
思うし、意味がわかりません。
投稿日: 2009/2/18 投稿者: 鑑
読み終えた後にすぐまた読み返したくなる
感想は、ひとことで表すなら、壮大。
女性とは思えない文章の力強さに圧倒され、ぐいぐいのめりこんでいった。... 続きを読む
投稿日: 2008/12/17 投稿者: kinakohime
初めて読んだ高村作品
高村薫は初めて読んだ作家だが、警察や地検の組織内部の描写や山の描写などは、ハードボイルドを思わせる冷静沈着ぶりで、女流作家なのに文体は非常に男性的(、というのが適... 続きを読む
投稿日: 2008/9/5 投稿者: まっすぐな道
改訂後の方が好き
最初に出版されたもの、改訂版、両方読みましたが、この文庫の方が断然いい。前のより、水沢の台詞がすごく少なく、精神の荒廃ぶりがとてもリアルに描けていると思う。私は真... 続きを読む
投稿日: 2007/2/19 投稿者: 杏
怒涛の盛り上がり
人から薦められて初めて読んだ長編の高村作品でしたが、これですっかりハマりました。... 続きを読む
投稿日: 2007/1/13 投稿者: どらみまる
すごい人間劇!
「レディジョーカー」を読んで感動した高村薫の、合田雄一郎警部補が出てくる第一作目、と友人が教えてくれて読んだ。第二作目が「照柿」、そして第三作目が「レディジョーカ... 続きを読む
投稿日: 2006/11/8 投稿者: 韓国の龍
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