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マークスの山(上) (講談社文庫)
 
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マークスの山(上) (講談社文庫) [文庫]

高村 薫
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (52件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第109回(平成5年度上半期) 直木賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

全面改稿!!
第109回直木賞受賞作

警察小説の金字塔
21世紀、33歳の新生・合田雄一郎、登場

「俺は今日からマークスだ! マークス!いい名前だろう!」――
精神に〈暗い山〉を抱える殺人者マークス。南アルプスで播かれた犯罪の種子は16年後発芽し、東京で連続殺人事件として開花した。被害者たちにつながりはあるのか?
姿なき殺人犯を警視庁捜査第1課第7係の合田雄一郎刑事が追う。直木賞受賞作品。

合田雄一郎は音一つなく立ち上がった。
33歳6ヵ月。
いったん仕事に入ると、警察官僚職務執行法が服を着て歩いているような規律と忍耐の塊になる。
長期研修で所轄署と本庁を行ったり来たりしながら捜査畑10年。
捜査1課230名の中でもっとも口数と雑音が少なく、もっとも硬い目線を持った日陰の石の一つだった。――(本文より)

登録情報

  • 文庫: 384ページ
  • 出版社: 講談社 (2003/1/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062734915
  • ISBN-13: 978-4062734912
  • 発売日: 2003/1/25
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (52件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
29 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By あお
形式:文庫
ハードカバー版を最初に読んだのは3年ほど前だった。
当時私は高村薫氏の他の著作品で論文を執筆していて、他の作品も参考にしようと思い手に取った。
ハードカバー版では合田さんと加納さんの関係がギクシャクしているように見え、今回の文庫版ではそれがいくらか和やかなものへと変わっていたことに、正直驚かされた。

新たに追加されたエピソードも多く、『李歐』が刊行された時に感じた<別の話>と言っても過言ではないと思う。

文庫で上下巻、内容もページ数に匹敵し濃厚であるが、その文章量の多さから見ても、けして読みやすい部類に入らないと思う。それにも関わらず飽きることなく読むことが出来ると思う。

読後、言葉に出来ない感情が残り、考えさせられた作品であった。

このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By VINE™ メンバー
形式:文庫
この人本当に女性なの?と思うぐらい正確で隙間の無い文章で綴られているミステリーです。
登山も警察も精神障害も実生活ではあまり馴染みの無い世界なのですが、こんなふうにリアルに描かれるとたじたじとしてしまいます。
連続殺人の犯人は最初から県等がつくし、登山をちょっとかじった人なら凶器もすぐにわかります。
ただ、その動機やなりゆきが知りたくて、休日1日つぶして読みきってしまいました。

物語の終わりに希望が見えないのがちょっと残念。

どうも、ハードカバーの方はちょっと内容が違うらしい。

そちらを読んで見たい気もしますが、書き直しているのにはそれなりの理由があると思うので、文庫本の方だけにしておきます。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yuishi トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
圧倒的な筆力と緻密な構成力にただただ圧倒される。連続殺人事件。殺されたのは、元暴力団組員、二人目は検察庁の検事。
2つのストーリーがうねるように絡み合いながらすすんでゆく。
マークスと自称する青年のストーリー。過去の因縁から脳に障害持ち、重度の健忘症と聡明な別人格が交互に表出するという複雑な人格を持つ。このマークスという特異な犯人像とあわせ、彼に寄り添う年上の看護婦真知子の造形も印象的。
2つめは本作の中心となる、警視庁捜査一課の合田刑事の視点で描かれるストーリー。本庁対所轄、本庁内の捜査係間にあるせめぎあい、組織内の軋轢、秘密主義、縄張り争い、上層部からの圧力・・。昼夜・休日のない捜査に明け暮れるのは正義感なのか。暗い情熱と一種の諦観を抱える合田をはじめ、刑事たちの一人一人をじっくり描きこまれながら、警察という特異な組織社会を描いて行く。
だんだんと姿を現す暗い影・・・。マークスが脅迫する人脈、彼らは財官に影響を持ち、警察人脈、検察人脈と、影に陽に捜査陣に圧力をかけ、一方でマークスを襲わせる・・・。
単なる警察小説とは言えず、一方で警察小説という観点でも類を見ない完成度。
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筆力とはこのことか
 以前映画の「マークスの山」を観て、映画の出来もあるけれど、暗い内容でイマイチ好きになれなかった。今回たまたま新潮文庫を読んでみたので感想を述べる。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: リッキー
刑事物が好きな方には、読みこなせるかも。
 高村さんの作品は、「リヴィエラを撃て」に続いて、2作目です。警察内部
の捜査の表現が非常に精緻なのは良いのですが、少々マニアックになってい... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: くりぴょん
下巻へと引き込まれる上巻
あまり先見情報のないまま手にとって読んだが,綿密な描写とストーリー性に引き込まれ,ページ数を感じないほどどんどん読み進められる.上巻は,事件が一本の線でつながる前... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: masaito_amazon
良くも悪くも
 題名から「ホワイトアウト」のような活劇を予想していたが、まったくもってそうではなかった。 いい意味でも悪い意味でも。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: まっさん
忍耐の伏線上巻
WOWOWドラマ化で興味を持ち、上巻を手にした。
キャストが発表されているので顔写真入りチラシを脇に置き、本書を読み進めた。... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: 家計を担うもの
警察内部描写長すぎ。
先に「つまらない」というレビューを書いた人も言っていますが、警察内部の登場人物をいちいち逐一あだ名つけてまでピックアップしすぎ。欄丸=お欄は肌が弱いから人がつけて... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: チューインガム
マークスの山
レディ・ジョーカーがめちゃくちゃおもしろかったので続いて読んだ。
レディ・ジョーカーほどではないが楽しめた。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: xx
つまんない
通勤電車の暇つぶしに読もうとしましたが、上巻の途中でギブアップしました。警察内部の人間模様の描写がダラダラと続きます。また、主人公らしき刑事の周辺の登場人物が多す... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: TAKEO
経験
1 最近、読み始めました。以前に読んだ「半落ち」、
 「砂の器」「マネーロンダリング」と似た感動
 を覚えました。
2... 続きを読む
投稿日: 2008/10/10 投稿者: あきら
ハードカバーと比較
全面改稿された文庫版では、不条理の象徴であったマークスを人間化して説明と描写を重ねる度、ただのグロテスクなモンスターに成り下がらせてしまった。文学的には、少々・・... 続きを読む
投稿日: 2008/5/27 投稿者: エリマキトカゲ
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