FM東京(現、TOKYO FM)で、80年5月から83年9月にかけて、月~金の深夜に放送されたラジオ・ドラマの台本をもとに書かれたハードボイルド短編集。マンハッタンを舞台に名無しの探偵「私」の活躍を描く。 ハメットの傑作「コンチネンタル・オプ」シリーズをなぞったタイトルと、チャンドラーを髣髴とさせる凝った文体で、一世を風靡した和製ハードボイルドの名作は、各篇の題名が、'ROUND MIDNIGHT、LEFT ALONE、AS TIME GOES BYなどジャズのスタンダードナンバー名となっている。 CBSソニー、角川、光文社と版元が別れていた全63篇を一堂に集め、なつかしい谷口ジロー氏のカバー絵・挿画とともに文庫4分冊に再編集。まさにファン待望の復刊だ!
内容(「BOOK」データベースより)
マフィアの金100万ドル横領を疑われ、監禁されてしまった探偵は…(ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET)。少女1人に“自称”父親が4人。彼女はなぜ失踪したのか(THE DAYS OF WINE AND ROSES)。―ガラスとコンクリートの街にも季節はめぐり、人々の思いもめぐる。しがない文無しだが、時にはカネではなく、意気に感じて筋を通していく、そんな探偵がいたっていい。ハードボイルド短編集第4弾。14篇を収録。