クラッシックを学んだ後ビルエバンスに強く影響されたピアニスト。ステップスアヘッド、ジャックデジョネット、マイクマイニエリバンドなどを渡り歩く。このアルバムではシンセサイザーも演奏している。テクニカルな部分に重きを置いたありがちなフュージョンに着地した。あまりソングライティングセンスは突出してなくて、左の耳から右の耳にすうううっと抜けて行く。テクニックに寄り掛かり過ぎて感情表現がおざなりになっているサンプル。豪華なメンバーが参加しているが、このパターンもフュージョン全盛期時代の黄金パターン。職人技以上の何かがなかなか見えてこないアルバム。端正な演奏と品行方正なフレージングがこの人の売りかも。華麗で性格無比なテクニックを鑑賞するにはいいかも。いわゆるフュージョンという既成の規制されたワクからはみ出ていないしろもの。 (6点)