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49 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
フォーサイス先生ご乱心,
By カスタマー
レビュー対象商品: マンハッタンの怪人 (単行本)
謀略小説ばかり書くのがいやになって、ロマンス小説に手を染めてみたいと考えたフォーサイス先生のまごうかたなき迷作。 どう考えても、パリのオペラ座の地下で、新人歌手に歌のレッスンを施し 「オペラ座の怪人」のファンは本書よりも、スーザン=ケイの「ファントム」を読もう。
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
テイストが違う,
By XP - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: マンハッタンの怪人 (角川文庫) (文庫)
アンドリュー・ロイド・ウェイバーとの話し合いと集中的な討議を経てできあがった小説ということだが、舞台や映画を見たときのような感動は味わえなかった。なぜだろう。舞台の場合はファントマの屈折した愛情に、映画の場合はそれにクリスティーヌの父性的なものへの愛情が加わっているのだが、フォーサイスの小説では金とか犯罪のテイストが濃厚なのだ。舞台がアメリカに移ったための必然なのかもしれないが、愛情というテーマとはちょっと相容れないのかもしれない。 駄作かもしれないが、オペラが歌い手や演奏家によって全く異なった作品になるように、こういう解釈もあるという位に読めばそれなりにおもしろいかも。舞台や映画では、幸せな人生を歩んでいるように見えるラウルにこんな不幸が隠されていたとは。それが何かは、読んでのお楽しみです。
23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
弘法も筆の誤り?,
By autumn mountain (神奈川県相模原市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: マンハッタンの怪人 (角川文庫) (文庫)
はっきり言って駄作です。フォーサイス氏は「マスターオヴストーリーテラー」と言われているそうですが、この作品に限って言えば、「どこがマスター?!」と疑いたくなります。スーザン・ケイの『ファントム』はぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまいましたが、こちらは途中で飽きました。はるかに薄い本にも関わらずです。複数の人間の一人称で話が進む、という手法は両書とも同じなのに、ここまで効果が違うものか、と変に感心してしまいました。私が思うに、『マンハッタン…』の失敗の一因はその人選にあるでしょう。『ファントム』では、その語り手がファントムにごく近しい人物に絞られ、しかもクライマックスにはファントム自身とクリスティーヌの2重唱で臨場感たっぷりに語られるのに対し、『マンハッタン…』では、語り手の半数がろくに事情も知らない新聞記者、おまけに、それぞれの語り手が皆出たがりで、読者にとってはどうでもいいことをしゃべりまくるから話が進まない。肝心のクライマックスも、ごろつき風のしゃべり(翻訳の責任?)の新聞記者の回想録風に語られるので、盛り上がらないことこの上ありません。ファントム・クリスティーヌ・ラウル、そして息子のそれぞれの人物描写、及び互いの関係も薄っぺら。全く感情移入できません。後書きで、フォーサイス氏は原作者のガストン・ルルーをさんざん批判してますが、その言葉そっくりそのままお返しします。最悪です。フォーサイスファンもファントムファンも失望すること請け合いです。あまりの読後感の悪さに、それを消したくて、『ファントム』を読み返してしまいました。
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