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マンガ版劣化ウラン弾―人体・環境を破壊する核兵器!
 
 

マンガ版劣化ウラン弾―人体・環境を破壊する核兵器! [単行本]

白 六郎 , 山崎 久隆 , 藤田 祐幸, 豊田 直巳
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,365 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

劣化ウラン弾ってどんなもの?、劣化ウラン弾を使う兵器、ウランのおそろしい物語、核兵器と原発のあやしい関係、アメリカの世界戦略と本音など、人体・環境を破壊する核兵器についてマンガで解説する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

白 六郎
漫画家、イラストレーター。永井豪氏率いるダイナミック・プロで教えを受ける。独立後、マンガ、イラスト、エッセーなどを手掛ける

藤田 祐幸
慶応大学物理学教室。エントロピー論、科学哲学専攻。日本物理学会、エントロピー学会所属。物理学者の立場から、放射能が人体と環境に及ぼす影響を訴え続けている。原子力発電や被曝労働の実態調査、チェルノブイリ周辺の汚染地域の調査(1990~93年)、旧ユーゴスラビアのセルビア、コソボ、ボスニア地域で劣化ウラン弾の調査(1999年、2000年)を行う。2003年5月末からバクダッドとバスラに入り、劣化ウラン弾による被害状況と環境汚染を現地調査、放射能測定などを行った。「イラク支援法案」を審議中の衆議院特別委員会で、参考人意見陳述を行い、「小児がんセンター」の設置など、医療水準の改善に寄与することを強く訴えている

山崎 久隆
1959年生まれ。劣化ウラン研究会代表、たんぽぽ舎運営委員、TUP‐Bulletinメンバー。湾岸戦争時に劣化ウラン弾が使用されたことで「新たな環境犯罪、戦争犯罪が始まった」と、劣化ウラン弾が及ぼす環境や人体への悪影響についての調査・研究を開始。論文執筆、啓蒙パンフレットの刊行、研究会報告、講演会などを精力的な活動を繰り広げている

豊田 直巳
1956年生まれ。フォト・ジャーナリスト。日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)会員。1983年よりパレスチナ問題の取材を始める。92年より中東のほか、アジアや旧ユーゴスラビア、アフリカなどの紛争地を巡り、そこに暮らす人々の日常を取材。主に新聞、雑誌、テレビにて作品を発表。2003年、イラク戦争の直前からイラクに入国し、イラク戦争を取材し続けてきたフォトジャーナリスト。イラク、パレスチナ、難民をテーマにした写真展が全国を巡回中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 77ページ
  • 出版社: 合同出版 (2004/04)
  • ISBN-10: 4772603212
  • ISBN-13: 978-4772603218
  • 発売日: 2004/04
  • 商品の寸法: 25.4 x 18 x 0.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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20 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yukkiebeer #1殿堂 トップ50レビュアー
形式:単行本
 湾岸戦争あたりから耳にするようになった劣化ウラン弾について漫画を使って解説した一冊。劣化ウラン弾の人体への影響に関してかなりストレートに訴える内容の本です。基本的知識は十分身に付くと思います。

 巻頭で使用されたイラクの被爆児童たちの写真は大変痛ましく、臆して正視できない読者もいるでしょう。漫画という手段ははあくまで多くの若い読者にこの問題に触れてもらうために、そして衝撃的な写真はやはり漫画では伝えきれない事態の深刻さに目をむけてもらうために選択された表現方法なのでしょう。

 残念ながら「そして私たちは劣化ウラン弾を無くすために何をすべきなのか」を論じた最終章は、観念的な気味を免れていない思いが残りました。「石油のガブのみや大量消費の生活をやめて自然エネルギーや燃料電池を使う」べきだ(72頁)とか、「石油ガブのみ」の「ファーストフードをやめて」「日本の食糧自給率を高めることが必要だ」(73頁)という論は至極もっともです。ですが私の目にはこうした考え方は、今とは異なる新しい消費社会を作る上で便りになるのは読者=消費者個々の自発的な「意思」であると訴えているように映ります。自然な消費統制を消費者ひとりひとりの心に期待するということは、もう限界があるのではないかと考える私には、こうした訴えは力が弱いと思われるのです。本書の提言を読んで、明日から「劣化ウラン弾を無くすためにハンバーガーを食べるのをやめる」という読者が果たしてどれほどいるでしょうか。

 ですから本書の最後では、劣化ウラン弾を生まないような消費社会を作るために必要な社会システムや法整備についてもっと具体的な提言がされてしかるべきだったのではないかと思うのです。

このレビューは参考になりましたか?
15 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
マンガ・写真入りで、子供でもわかる内容になっています。「ファーストフードをやめてスローフードを心がけよう。日本の食糧自給率を高めることが必要」など、核兵器のことのみならず、大切なキーワードが使われています。親子で勉強できますよ。
巻末の「はやわかり劣化ウラン」は、「天然ウラン」「ウラン」「ウラン235」「劣化ウラン」「回収ウラン」の違いなど、よくまとめてあります。ウランの元素名「uranium」って、天王星にちなんで命名されたんですって。

劣化ウランの恐ろしさはさることながら、私が一番注目したのは、第7章の「核兵器と原発のあやしい関係」です。
原子力発電所は、核兵器の材料であるプルトニウムを作る原子炉や原子力潜水艦の動力炉を転用したもの。原発の燃料であるウラン235とプルトニウムは原爆弾の原料であることは科学者もジャーナリストも知っていたが、日本政府とエネルギー産業はアメリカの核政策に全面的に依存。原子力発電の推進を推し進める・・つまり、合法的にプルトニウムを保持できるわけですよね。お陰で「使用済み核燃料中間貯蔵施設」の誘致合戦も続いています。
今後、目先のお金にくらんで、美浜原発事故のように尊い命が失われることのないよう、チェルノブイリを対岸の事故で済まさないよう肝に命じたいです。そして、プルトニウムが人を殺す道具として用途が転じられることがないように見守っていきましょう☆

このレビューは参考になりましたか?
16 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 劣化ウラン(ウラン238)の性質、危険性、問題点、製造・使用される理由、武器・エネルギー産業との結びつき、そして私たちの生活との関係を分かりやすくまとめた本である。読めば「劣化ウランは劣化しており、核分裂するウラン235と違って危険はない」とか「プルトニウムと混同してはいけない」などという戯言などは吹き飛ばされてしまう。
 これまでの安全性や無害論は、これを使用する軍や政府によって主張されてきた。使用された地域でのガンや白血病の増加についても、WHOなどは使用を追認する形で「因果関係なし」としてきた。「広島・長崎型被ばく」と「チェルノブイリ型被ばく」をモデルにした理論を劣化ウランに適用したもので、その観点から言えば劣化ウランの危険性は確かに小さいのだが、「体内被ばく」という要素がスッポリ抜け落ちた欠陥理論と言えよう。劣化ウランの危険性は「体内被ばく」を抜きにしては語ることができないのである。
 義務教育が終了したレベルなら充分に理解できるし、親や年長者が一部をピックアップして子どもに語って聞かせるのであれば、それ以下でも大丈夫であろう。高校生のための副読本、大学生の入門用参考文献にしても良い書籍である。手ごろな価格なのもうれしいところだ。
 戦争の是非はひとまず置いておくとして、こうした危険な兵器を使用することが許されるのか、汚染地域に自国の軍隊を送り出すことが何を将来もたらすか、その地に住んでいる人たちに対してどうすべきなのか。この大きな課題を考える責任は、私たち読者にこそある。
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