江川先生の過去の作品が好きで購入しました。
タイトルからして石原莞爾の最終戦争論をマンガで解りやすく描いたものかと思ったんですが、そうではありません。
(詳しくはお読みください)
江川先生の主観が入りすぎて歴史マンガとしてどうかなと思う部分があるのと、"八紘一宇"を理想とした人物として宮沢賢治にもスポットライトがあてられていますが、
テーマの本筋からしてそこまで深く触れる必要も無く、代わりにその空いたページでもうちょっと石原について掘り下げて欲しかったかなと思います。
(後半ちょっと駆け足な気がしたので)
しかし、非常に読む価値のある一冊だと思います。
学校で教えてくれる知識だけでは、石原は『アメリカとの最終戦を予想し満州国を作り上げた悪い軍人』
みたいなイメージがつきがちですが、石原の描いた八紘一宇を解りやすくマンガにする事で石原が平和の為に満州国を作ろうとしたという事や戦後の活動など
学校では教えてくれない歴史をつついてくるあたりが江川先生の元教育者としての上手さかなと思います。
またこのマンガを通して最終戦争論に興味を持ち、知的好奇心が膨らむ方が増えればいいなと思います。
(自分で調べてみる事でどういった形で江川先生の主観が含まれているのか分かるのも楽しみの一つかと)
あと、漫画家としての江川先生の腕前はやはり素晴らしいです。
素人が言うのもなんですが手の抜き方が非常に上手いと思います。
要領よく描きつつも非常にインパクトのある構成になっていて非常に好きです。
以上を踏まえて星3つをつけさせて頂きます。
最後に拙い文章である上に、携帯からの投稿で改行など多々お見苦しい点があると思いますがお許しください。