今まで何冊も、きたみりゅうじさんのSE業界舞台裏系の著書を楽しく拝読してきました。
『SE・エンジニアの本当にあった怖い転職話 』『Dr.きたみりゅうじのSE業界ありがち勘違いクリニック リターンズ』まで、
読み終わってしまい、いよいよ本丸に手をつける時が来たかと、意を決して本書を手に取りました。
タイトルの通り、パケットのしくみをわかりやすく教えてくれる本です。
1章 パケットってなに?
2章 デジタルってなに?
3章 パケットの一生
4章 TCP/IPに極意あり
5章 ボクらはみんな活きている
これらを素人にわかるようトコトンかみ砕いて、著者独特のふにゃふにゃ具合で説明してくれており、
実にわかりやすいです。
見開き2ページのマンガを読んだ後に、解説文が始まるというルールもたいへん合理的だと思いました。
図解で学ぶ的な書籍はたくさんありますが、説明文の途中にイラストがあるものは、視線の移動を強いられるため、
文章にも絵にも集中できなくなります。
その点、本書はマンガで一度頭に絵が入ってから文章による解説を読むので理解しやすいです。
ここで、マンガの部から「ふにゃふにゃ」の一例を挙げさていただきます。
デジタルデータは「オン」と「オフ」しかわからない、「オン」なら1、「オフ」なら0という話の中で、
「ちなみにこのオンとオフしか表せない最小の単位、これをコンピュータの世界ではbit(ビット)と呼びます」とあり、
キノコが「ち"びっと”しか表現できないからbit(ビット)なんだね?」と言い、
ドングリが「・・・それはちがうと思うよ」と言ってマンガは終わります。
bitとbyteがあやふやだった私はこの<ち"びっと”>が嬉しかったのですが、
ムカッと来てしまうレベルの方にはお奨めできない本です。