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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
自伝+まんがの描き方+人生哲学,
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レビュー対象商品: マンガの方法論1 おれ流 (コミック) (コミック)
柳沢きみお氏がデビューしてから現在まで、時系列順に6つの作品を並べ、その作品の解説及び執筆のやり方を書き、同時に当時の出来事を回顧しつつ、人生哲学も語ってゆくという体裁の本になっています。 6つの作品は「女だらけ」「すくらんぶるエッグ」「翔んだカップル」「妻をめとらば」「大市民」「特命係長只野仁」です。 著者自身が本の中で述べていますが、絵は下手なのでマンガの絵の描き方、絵のテクニックはほとんど書いてありません。 ストーリーの作り方が所々に書かれています。例えば、キャラを立てるには個性的なキャラを登場させただけではダメで 他の登場人物との面白い関係性が描けなければキャラは立たない・・・等、長年現役でマンガ家を続けてこられた筆者の 創作の秘密が書かれています。 それ以上に比重が重いのは人生哲学的な話で、ここらへんを楽しめるかどうかは人によると思います。 「大市民」が好きな人であれば楽しめることでしょう。 柳沢きみお氏の漫画のファンで、とくに「大市民」が好きな人にお勧めの本です。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この虚脱感に脱帽!,
By レッドシューズ "ブルーマン" (千葉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: マンガの方法論1 おれ流 (コミック) (コミック)
少年マンガ雑誌の黄金期に、『翔んだカップル』で天下を取ったのが柳沢きみおだ。彼がある時期からまるで「お金を印刷するように」マンガを描いていたという話はうなづけた。本当に(いい感じに)適当に面白く、適当にエッチに描いている様は、マンガ界のウノコウイチロウ先生のようだった。その柳沢氏が、ようやく「描きたいものができた」と書いている。それは、かの、つげ義春氏の『無能の人』のキャラ・助川なのだという。助川と自分を重ねることが多くなってきたのだろうか。これまで何十億と稼いできた氏は、そのすべてを散在してしまった。そこに悔いは一つもないそうだ。幸せがどこにあるのかを知ったからなのだろう。最終的に彼がたどり着いた場所が、また白紙の画稿用紙の上だったというのが印象的だった。彼が描きたいという『無用の人々』は、還暦を迎えた彼が、自分で大手マンガ雑誌に売り込み、かつ断られた作品。きっとどこかで日の目を見ることだろうと思う。その日を待ちたい。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
生き残った男の方法論,
By epic_2 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: マンガの方法論1 おれ流 (コミック) (コミック)
単なるマンガの方法論ではなく、マンガ界という戦後最もミズモノの世界で何十年も一線を生きてきた「考えて生きる」の記録です。
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