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マンガのあなた SFのわたし 萩尾望都・対談集 1970年代編
 
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マンガのあなた SFのわたし 萩尾望都・対談集 1970年代編 [単行本]

萩尾 望都
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

萩尾望都、初の対談集。70年代の貴重な対話が一冊に。手塚治虫、小松左京、寺山修司、石ノ森章太郎、松本零士、美内すずえ、水野英子の豪華7名に加え、羽海野チカとの新規対談も掲載!

●第1章 手塚治虫   「SFマンガについて語ろう」
●第2章 水野英子   「私たちって変わり者かしら」
●第3章 石ノ森章太郎 「SFの話は延々尽きない」
●第4章 美内すずえ  「親愛なるモー様へ」
●第5章 寺山修司   「月で修学旅行の案内係」
●第6章 小松左京   「絵の理想型とは?」
●第7章 手塚治虫+松本零士 「マンガ、SF、アニメーション」
●第8章 羽海野チカ  「全部、萩尾作品から学びました」

内容(「BOOK」データベースより)

1970年代に行われた貴重な対話が一冊に。イラスト&解説文も多数掲載。

登録情報

  • 単行本: 256ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2012/2/21)
  • ISBN-10: 4309273076
  • ISBN-13: 978-4309273075
  • 発売日: 2012/2/21
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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36 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By suihou トップ50レビュアー
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萩尾さんの対談集再録です。手塚治虫、水野英子、石ノ森章太郎、美内すずえ、寺山修司、小松左京、そして松本零士ら、彼女が心服、私淑する大作家たちとの、70年代の対談がメイン。ちょうど萩尾さんが『11人いる』を出し、光瀬龍の『百億の昼と千億の夜』を少年漫画誌で連載しはじめる、というSFへの転機のころで、それが当時どれだけ斬新なことだったのかも、びしびし伝わってきます。
そして最後に「現在」ということで「ハチクロ」の羽海野チカとの語り下ろし対談があります。

 寺山修司、小松左京の小説家との対談は作品のモチーフが主になりますが、マンガ家どうしの対談のほうが、個性のぶつけあい、技術的な応答の点で、より面白く読めました。
 たとえば手塚治虫とのやりとりで、萩尾さんが、少女漫画では何ページでも続けて「砂漠の荒れ果てた風景を出すとかはできない」ので、少年誌に書いてみたいと思ったと言うと、手塚治虫御大は「それは手を抜くという作業なんだよ」「原稿料を稼ぐためにページを増やしている」と返しています(笑)。また、少年や子どもを描いても、少女漫画家は大人の色気でもって描いているなど、少年漫画、少女漫画の質の差からの鋭い指摘もあります。
 石ノ森との対談では「視点の遠い画面の広い作品を書きたかった」という話から、石ノ森が、自作のネームと構図の軽重のわりあいなどをなんでもなげにさらりと語りだし、対談相手の凄さにも舌を巻きました。

 しかし何といっても迫力があったのは、現在の対談です。羽海野が「自分は萩尾チルドレン」と言い、どれだけ絵に影響を受けたか、具体的なコマをあげて、この走り方の構図をよく借用するとか、この斜め俯瞰図が凄いとか、読者の目を一瞬止めさせるために主人公がちらとあらぬ方を見るテクニックだとかを語っている部分は、目からぼろぼろと鱗が。半端ではない読みとりです。
 すると萩尾さんのほうからも、横山光輝の絵で、正面顔、右の顔、左の顔などを教科書のように学んだ話、いかに背景が難しいか(霧の点を打てるアシスタントが少ないとか、桃のけばの点を打つのが難しいとか)、具体的な現場の話が出て、たまらなく読み応えがありました。
 タダとフロルのやりとり、『ゴールデンライラック』のひとこまなどでも、二人が盛り上がり、そこまで読み込んでいなかった自分はびっくり。
「何度も読み返す作家は絵の綺麗な人」(デッサンは古びないから)「あるひとコマだけを読むために、最初から読み直す」「連載開始のときに結末が決まっていなかったのは、『スターレッド』『バルバラ異界』だけ」・・

 表現者どうしのつっこんだ対談集で、長年のファンにもたくさんの発見があると思います。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
素敵な本です 2012/2/24
羽海野チカさんとの対談ページがとにかく最高です。
これを読むだけでも、買う価値が充分にあると断言できます!

歳も離れていて、活動年も全く違うふたりなのに、
お互いの作品へのリスペクトぶりに感動しました。
仕事に対するプロフェッショナルな会話も盛りだくさんです。

マンガの技法の話もたくさん出ていて読み応え充分。
メリーベルとはぐちゃんの関連性には、なるほどと大いに納得。

そして羽海野さんの口から、衝撃のハチクロ新事実が(笑)!
ここでは書きませんが、ハチクロファンにはぜひとも読んでほしいですね。

カバーも上品で綺麗です。オレンジと銀の色使いも可愛い。
カバーの銀イラストと帯の美麗イラストの融合性に、1970年代の雰囲気抜群です。

大事に読みたい一冊だと思いました。
オススメです!
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
寺山氏は萩尾氏に質問します。萩尾望都氏への30問。

「お月さんをもらったら、何に使いますか?」
「次は子どもの頃、空の星を数えたことあるか、って質問です。」
「無人島にね、本を一冊持っていくとしたら、どういう本を持っていきますか。」
「いちばん好きな章は、どんなところですか。」
「その理由は?」
「ネコと話をすることができるとしたら、最初に何といって挨拶しますか。」
「キスをする時に目をつむりますか。」
「その時は目をあけてる?」
「夜、寝る前に夢の予約ができるとしたら、どういう夢を予約しますか。」
「続きを見ることない?」
「生まれてから、最初に記憶した人の名前を覚えていますか。」
「どんな人ですか。」
「吸血鬼に興味を持ったのは、いつ頃ですか。」
「10年前の自分にばったり出会うことがあったら、何について話しますか。」
「生きたカタツムリを100匹もらったら、何に使いますか。」
「100匹のカタツムリを湯上がりの体に這いまわらせる、なんてことを考えない?」
「映画は好きですか。」
「いま、お弟子さんは何人いるの?」
「いま連載ものがあるわけ?」
「自分の歯にね、一つずつ名前をつけるとしたら、どんな名前をつけますか。」
「今まで観た映画の中で、いちばん好きだったラブシーンはどんなの?何かあった?」
「今まで何回ドアを閉じましたか、生まれてから。」
「いま、どこに住んでるんですか。」
「なんでそんな所に住んでるんですか。」
「ドアが何枚ぐらいある家ですか。」
「お弟子さんは、通ってくるの?住み込んでるの?」
「いま、レギュラーは連載1本だけですか。」
「ボーイフレンドとか恋人とかはいないんですか。」
「望都というのは本名ですか。」
「好きな作家は?」
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