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1940年のシチリアで12歳の少年レナートは、美しい若妻マレーナの存在を知り、たちまち魅了されていく。しかし出征した夫が戦死の報を受け取ったことから彼女の人生は次第に狂い始め、転落の果てに村の女たちから虐待を受けてしまう…。『ニュー・シネマ・パラダイス』 『海の上のピアニスト』の名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督が、少年の視点からひとりの女性の数奇な運命をつづるヒューマンドラマ。
前半はイタリア映画伝統の思春期艶笑劇のように描きながら、後半それをひっくりかえすかのように残酷な描写を見せつけ、さらにその後でさわやかな涙をこぼさせるという巧みな語り口の妙もあって、小品ながらも忘れ難い秀作に仕上がっている。大人の色香漂うマレーネ役のモニカ・ベルッチの美しさと、それに負けない熱演ぶりも印象的だ。(的田也寸志)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『海の上のピアニスト』のG・トルナトーレ監督が、思春期の少年が抱く大人の女性に対する焦げるような想いを描く。第二次世界大戦下のシチリア島、夫を戦地に送り出している美しい人妻・マレーナは町中の男から視線を集め、女からは嫉妬されていた。
内容(「Oricon」データベースより)
第2次大戦下のシチリア島を舞台に、戦争未亡人“マレーネ”と、彼女に憧れる少年を描いた、ジュゼッペ・トルナトーレ監督が贈る傑作ドラマ。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
ジュゼッペ・トルナトーレの嫌になるほどの巧さはその最後のシーンに現れる。「でも、いまも記憶に残るのは初めて愛したあのひとだけ……」。この台詞ひとつで『マレーナ』は恋愛映画のスタンダードに仲間入りする。とはいえ“少年が大人になっていく”“少年の性の目覚め”といったテーマの傑作映画はいくらもある。この作品が違うのは、たとえば同じ監督が『ニュー・シネマ・パラダイス』では果たし得なかったふたつの素晴らしいテーゼを破綻なくまとめ上げることに成功している点だ。それが恋愛肯定とイデオロギー批判。まさに見事。 (佐藤篁之) --- 2002年02月号