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マルドゥック・ヴェロシティ 3 (ハヤカワ文庫JA)
 
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マルドゥック・ヴェロシティ 3 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)

冲方 丁 (著)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

灼熱の暗黒、失墜する魂
殺戮の果て、男の虚無への軌跡は終極に至る
ギャングの世代間抗争に端を発した拷問殺人の背後には、闇の軍属カトル・カールの存在があった。ボイルドらの熾烈な戦いと捜査により保護拘束されたナタリアの証言が明らかにしたのは、労組対立を利用して権力拡大を狙うオクトーバー一族の影だった。ついに牙を剥いた都市システムにより、一人また一人と命を落としていく09メンバーたち。そしてボイルドもまた、大いなる虚無へと加速しつつあった--暗黒と失墜の完結篇


内容(「BOOK」データベースより)

ギャングの世代間抗争に端を発した拷問殺人の背後には、闇の軍属カトル・カールの存在があった。ボイルドらの熾烈な戦いと捜査により保護拘束されたナタリアの証言が明らかにしたのは、労組対立を利用して権力拡大を狙うオクトーバー一族の影だった。ついに牙を剥いた都市システムにより、一人また一人と命を落としていく09メンバーたち。そしてボイルドもまた、大いなる虚無へと加速しつつあった―暗黒と失墜の完結篇。

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17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 堕ちた魂の再生。, 2006/11/29
次々と”異形の敵”カルトカールの毒牙にかかる”09(オーナイン)”のメンバー達。本当の黒幕は誰なのか。”眠らぬ存在”ボイルドが本当の敵を知った時、彼と”万能兵器”ウフコックの運命は?彼らの行き着く先に救いはあるのか・・・。

「狂気」「絶望」「裏切」「堕落」そして、ほんの少しの「希望」。この作品を表現するとこんな感じでしょうか。
皆さん。なかなか「評価」が厳しいですねぇ(笑)。”文体”の変化と”とっつきにくさ”が評価を下げているようですねぇ。確かに「スルスル」と頭に入っていく文体ではありませんが、これは、これで作品の良さではないでしょうか?
それよりもこれだけ濃いキャラクターの”徘徊者”ボイルドをこの作品で終わらせてしまうのは、勿体無いなぁ〜(クローン技術でなんとかなりませんか?イースター博士)ま、次は、”少女人形”バロットと”金色ネズミ”ウフコックのコンビに期待しましょう。

PS
登場人物が多い&関係が複雑なので家系(系統)図が欲しくなりました:笑。
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 加速、収束。, 2006/12/14
スクランブルを価値の創成と位置付けるならば
ヴェロシティは価値の失墜かもしれない。

前作に比べ、ハードボイルドな要素が多分に加味され、
ミステリ小説としてもなかなか読ませてくれる今作品。
過去に犯したボイルドの罪と罰。その浮かぶ事のない淵から救いだしたウフコック。
友情と一括りには出来ないパートナーシップがボイルドを虚無へと加速させる。
平易に言えば、仲間を助ける為に、自らが悪になるというありがちなテーマであるが、
読み終えてから再びスクランブルを読むと、ボイルドのウフコックに対する想いは、やはり悲しく、切ない。

※文体について
/(スラッシュ)等、初めは読みにくいのは確かです。
ただ、読み手の脳内に情報がバンバン打ち込まれていく感覚は気持ちいいし、
何よりボイルドの端的、客観的かつ淡白な視点が体現されていると思います。
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15 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 上手い着陸, 2006/12/2
まずは総評から
これは極長の外伝と極短の続編を組み合わせた作品であり
マルドゥックシリーズとしては"条件付き"の満点

設定は大雑把に見えて緻密、特に主役たる陽気な09メンバーに潜み込む狂気と、敵集団「カトル・カール」が見せる狂気の中に底付くロジカルな面はキャラに厚みを与えている
展開も二巻末から続く流れは正にヴェロシティの名に恥じず、そのスピード感に乗じて一気に読めた

文体はこの巻になれば特に気にならなかった、少々風変わりであるもの全編波乱あり、ロマンスもあり、決着もきちんとありでシリーズとしての完成度は高い

問題点はシリーズ故か作品として独立していない事
一段の決着は見せたものの、サイドストーリーではない本当の続編無しには消化できない程伏線を張っている

という訳で続編を出すなら満点、出さないなら最後に未消化感を与えた作品という事で四つ星を、伏線を見ると前者に見えるので当面の評価は五つ星で
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