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マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
 
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マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA) [文庫]

冲方 丁
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

崩壊の楽園、虚無の覚醒
廃棄処分を免れた男とネズミは悪徳の都市へ
戦地において友軍への誤爆という罪を犯した男--ディムズデイル=ボイルド。肉体改造のため軍研究所に収容された彼は、約束の地への墜落のビジョンに苛まれていた。そんなボイルドを救済したのは、知能を持つ万能兵器にして、無垢の良心たるネズミ・ウフコックだった。だが、やがて戦争は終結、彼らを“廃棄”するための部隊が研究所に迫っていた……生き残った者たちの再生の物語『マルドゥック・スクランブル』以前を描く、虚無と良心の訣別の物語。

内容(「BOOK」データベースより)

戦地において友軍への誤爆という罪を犯した男―ディムズデイル=ボイルド。肉体改造のため軍研究所に収容された彼は、約束の地への墜落のビジョンに苛まれていた。そんなボイルドを救済したのは、知能を持つ万能兵器にして、無垢の良心たるネズミ・ウフコックだった。だが、やがて戦争は終結、彼らを“廃棄”するための部隊が研究所に迫っていた…『マルドゥック・スクランブル』以前を描く、虚無と良心の訣別の物語。

登録情報

  • 文庫: 345ページ
  • 出版社: 早川書房 (2006/11/8)
  • ISBN-10: 4150308691
  • ISBN-13: 978-4150308698
  • 発売日: 2006/11/8
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
前作「マルドゥック・スクランブル」を超える超大作。

読後、しばし呆然としました。

独特の文体に、最初、抵抗を感じるものの、しばらく読み進めると、逆にハマッていきます。

というのは、スラッシュ多用のこの文体は、アクションシーンにおいて特に効力を発揮します。

通常の文体に比べて情報量が圧倒的に多く、まだろっこしい場面説明に文章を費やすことなく、

スピーディーかつスリリングにアクションシーンを展開させます。

これが実に心地よい。

ある意味、映画以上に、ビジュアル的な手法であると思いました。

テーマがテーマだけに、吐き気をもよおすようなシーンもありますが、

前作以上に、登場人物たちの造形描写も鋭く、重厚感あふれる作品。

前作をお読みの方は、ぜひご一読を。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
マルドゥック・スクランブルの前日譚にあたる、ボイルドとウフコックを中心とした物語です。
他のレビューにもあるように、文体はやや特徴的ですが、慣れてしまえばこれほどスピード感と臨場感がある文体はありません。
物語は前作でバロットを救ったオーナインの機関がいかに成立したのかというところから始まります。
ボイルドを初めとして、そこに参加する個性豊かな”被験者”達は見ていて飽きません。
アニメで例えるなら『攻殻機動隊stand alone complex』の公安9課の様な精鋭部隊です。
この被験者達がだんだんと陰謀に巻き込まれていく訳ですが、そこには独特の文体で描かれる戦闘シーンと、
刑事ドラマのようなミステリーやサスペンスが織り込まれていて、前作とはかなり雰囲気が違います。
マルドゥック・スクランブルの話を意識して読むと多少の裏切りがあるかもしれませんが、それを補って余りあるほどの読み応えです。
マルドゥック・スクランブルの世界観をより魅力的なものにした本作は是非読んでもらいたい作品です。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
マルドゥック・スクランブルの映画化をきっかけに冲方丁作品に手を出してみようと思い、
表紙や裏表紙のあらすじ等を比較してみて、ハードボイルドさを窺わせるヴェロシティを購入しました。

ほんの軽い気持ちでページを開いて驚いたのが、スラッシュを多用する文体でした。
最初の頃こそ「こんなもの読めるんだろうか」とおそるおそる読んでいたものでしたが、
情景を描写する単語を直接読み込むため単語一般的な小説の文体に比べてイメージが脳裏に浮かびやすく、
小説を読んでいるのにまるで映画やアニメを見ているような感覚に陥ってからは、
それこそ「加速」するように1巻を読了してしまいました。

助詞や接続詞などの余分な情報を挟むことなく、直感的に読み手に情景描写を届ける文体であり、
スラッシュの前後で「今見ている風景」と「ビジョン」が同じ一文の中に並存する、というのは
ちょうど読み手がボイルドの視界を通してマルドゥック市を見ているよう。

また、戦闘描写も秀逸でした。
初めてボイルド達による戦闘が行われた場面では、「文字を読んでいる」感覚がなく、どちらかというと
手に汗握るアクション映画を見ていたようです。
映画館の真っ暗闇の中、両脇の他人の存在を忘れてスクリーンに熱中していた、あの感覚が重なります。
戦闘でもスラッシュが使われていますが、こちらは行動の移り変わりの間にスラッシュを挿入するため、
まるで映画のフィルムのような様相を呈しています。
どちらもスラッシュが邪魔にならず、無意識のうちにそれを拾うことで、同時に流れの微妙な切れ目も
読み手の受け取る情報に滑り込ませ、読み手を心地よい言葉のリズムにのせてくれる気がしました。

スクランブルの改訂にあたり文庫本のページ(大きさや行数、字数)に合わせて文章を整えた、と
著者が自身のブログで言及されていますが、「読み手がひとかたまりの情報をどう受け取るか」について
ここまでしっかりとお考えだからこそ、こうした読み手の「加速」が可能になったのでしょうか。
ただただ脱帽です。

以上は個人的な感想であり、先達の方々が仰るように、文体が受け付けるかどうかは人によりけりです。
(私はレギュラーメンバーの紹介が済んだあたりから文体が気にならなくなりました)
ですが、文体で購入をためらわれるのであれば、是非、試しにお買い上げになることをお勧めします。
冲方作品初心者が数分読み始めただけでぐいぐい引き込まれてしまってすっかり冲方先生のファンになる
くらい、魅力的な小説だと思います。
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投稿日: 2010/3/21 投稿者: hamachobi
非常に魅力的な文体
本編よりむしろこちらのほうが面白い。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/9 投稿者: danver
疾走する虚無
日本SF大賞を受賞したマルドゥック・スクランブルの続編。... 続きを読む
投稿日: 2007/9/22 投稿者: まさみ
刹那的なスピード感
ダッシュとスラッシュを多用した文章は慣れるまで読みづらく、また、序盤で主要キャラクターがたくさん登場するので、とっかかりはあまりよくありません。最初さえ我慢すれば... 続きを読む
投稿日: 2007/1/21 投稿者: 黒い人
あのマルドゥック・スクランブルの続編としての評価ならば辛めです。
... 続きを読む
投稿日: 2006/11/27 投稿者: にょろにょろ
読む人を選ぶかも
 前作とかなり文体が変わっています。

 韻を踏んだり、ぶつ切りのセンテンスやスラッシュなどの多用などジェイムズ... 続きを読む
投稿日: 2006/11/24 投稿者: 福
文体=珍しい/とっつきにくい。ストーリー=ハード/軽妙/心躍る。
ええと、本文と同じ書体でタイトル書いてみました。... 続きを読む
投稿日: 2006/11/10 投稿者: schellt
破壊と暴走の果て。
前作「マルドゥック・スクランブル」から3年、彼らの過去が明らかになる。... 続きを読む
投稿日: 2006/11/10 投稿者: yuki-kaze
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