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マルクス『資本論』入門 (KAWADE道の手帖)
 
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マルクス『資本論』入門 (KAWADE道の手帖) [単行本(ソフトカバー)]


5つ星のうち 2.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

未曾有の危機のなかで、マルクスが『資本論』とともに熱い注目をあびている。いまこそマルクスに世界の仕組みを学ぶための決定版。的場昭弘、伊藤誠、長原豊、大川正彦、白井聡他。

内容(「BOOK」データベースより)

6つのレクチャーで学ぶ『資本論』とマルクス主義のすべて。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 207ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2009/4/22)
  • ISBN-10: 4309740278
  • ISBN-13: 978-4309740270
  • 発売日: 2009/4/22
  • 商品の寸法: 20.8 x 15 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 貧困・格差問題便乗本、蟹工船ブーム便乗本と並んでマルクス・ブーム便乗本も多く出版されているが、これもその一つ。
 安直な作りが目立つが、とくにひどいのは的場昭弘氏の『資本論』解説。「『資本論』完全解読」という華々しいタイトルがついているが、わずか30頁のいいかげんなもの。このわずかな頁で『資本論』全3巻を「完全解読」するというのだから、驚きを通りこしてあきれはてる。
 内容もひどい。『資本論』解読といいながら、実際の『資本論』の内容とまったく異なる記述ばかり。とくに、資本の獲得する剰余価値が、労働力が価値以下で販売されることから、すなわち不等価交換から生じると「解説」しているのは驚いた。彼自身がそう考えるのは自由だが、それを『資本論』の「完全解読」として提示するのはいかがなものか。
 本書の中心になっているのは宇野派の重鎮である伊藤誠氏だが、伊藤氏はそのような解説でいいと思っているのだろうか?
 
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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
本書の読み所は、萱野稔人、白井聡といった“俊秀・気鋭”の論者による解説であって、本書全体が「マルクス入門」として適切かどうかは疑問が残る。

宇野派大御所のひとり伊藤誠の記述は堅実なものだが、的場昭弘の『資本論』完全解説は、
既刊の『超訳「資本論」』をさらにひっつめたものであって、さて入門の目的を達するものやら? 

評者にとって一層「問題」含みと見えたのは、やはり長原豊の「恐慌はどうしておこるのか」(表紙、目次には「恐慌はなぜ起こるのか」となっている。校正ミスだろう)だ。
長原主著『われら瑕疵ある者たち』(青土社)の独特・奇矯な文体よりは読みよいが、それでも相当にナンカイな一文である。注釈も自ら書き下ろしたやる気満々の誠実な論考なのだろうが、センテンスの尋常でない長さ、うねる論理、過剰な形容が「文藝」としては読み応え十二分だが、評者には読み解くのが難儀である。
これも到底「入門」とは言えないのではなかろうか?

本書の最後に置かれた大川正彦の一文、「いま、マルクスとともに何を考えるべきか?」は短いものだが、マルクスの身体論への言及があり、フォエイルバッハを経由した「受苦者」に目配りした面白いものだ。大川の『マルクス』(NHK出版)を読もうと思わせる。
「ニーズ」とは困窮であり、生き辛さ、息苦しさに囲繞された我らの生を思考のベースとした立論は、まさにひとつの「マルクス入門」としてあり得るのではないかと思った次第。
大川も触れているが、一般的には「ニーズ」とは広告代理店や行政の用語であって、これなど現実の“在り様”を象徴的に表しているではないか!
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7 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
マルクス主義が歴史的にどのような試練を経て、今あるのかということを知るためには
、新進気鋭の白井聡氏の文章を、そして他の思想・哲学の潮流との絡みを知るには、
田崎英明氏の文章を読まれるのが分かりやすくてよいだろう。

肝心の資本論については、「まずまず」と言ったところであるし、他にも良い解説本が
出ているので、そちらのほうが良いかも。

とはいえ、資本論で論じられる資本の「外部」(本源的蓄積問題、収奪の問題、搾取が
行われるのは市場の「外」)に関する論考は、興味深く読めた。
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