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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
革命を生き延びても・・・,
By 鶯初音 (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: マリー・アントワネットの遺言 (朝日文庫) (文庫)
マリー・アントワネットは有名ですが、その娘については、王家で唯一人生き延び、アングレーム公爵夫人となったことぐらいしか知りませんでした。悲劇の王妃の忘れ形見ということで、薄幸の美女を想像していたのですが・・・。 マダム・ロワイヤル(マリー・テレーズ)はフランス革命を生き延びたものの、各国を放浪して辛酸を舐め、すっかり厳格で辛らつな女性になってしまいました。革命の関係者に復讐し、すべてを絶対王政の時代のように戻すことで、奪われた青春や幸せを取り戻そうとするかのような彼女の姿は、ちょっとおかしくもあり、悲しくもあります。長生きはしたものの、母マリー・アントワネットとはまた違った意味で、運命に弄ばれた革命の犠牲者であったと思います。 とてもおもしろく、一気に読めましたが、最後がやや尻切れとんぼ気味なのが残念でした。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
いつ読んでも,
By イグ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: マリー・アントワネットの遺言 (朝日文庫) (文庫)
フランス革命やルイ16世、マリー・アントワネットに関するメディアは、それこそ星の数ほどある。「ベルばら」~いろいろと目にしてきた。できはいいものとわるいもの(何をもってそういうかは置いておいて)があると思う。ただ、扱われる数が多いので、少し食傷気味。「誰が書いたか」によって、つまり「料理の仕方によって」面白くもつまらなくもなる代物である。これも、かなりなファンの友人が「一気に読んじゃった」といわなければ決して手にとることはなかったでしょう。手にとってから読むまでの間、これほどわくわくした本は久しぶりでした。マダム・ロワイヤルなるアントワネットの娘が、彼女の母親の最後の様子を書き記した弁護士の随想録を、悪名高いプレイボーイ(死語)司祭と娼婦に朗読させるという趣向である。それによって臨場感がいや増し、アントワネットの人間像が浮かび上がってくる。ツワイクの言うとおり、その平凡性ゆえに国家を統治する一国の后の荷が重かったのだと片付けることはあたっているのかもしれない。でも、彼女には彼女の生きた社会でのルールがあり、彼女はそこで生きるのに精一杯だったのだろう。 なににせよ、架空の人物、司祭と娼婦の場面が当時の風俗を語っていてなかなか興味深い。マダムとの関係の必然性などは?だが、当時の興味も、現代の興味も、人間の営みにさして変わりはないのだと感じさせてくれた。 著者の作品ははじめて読んだ。ヨーロッパの歴史に造詣が深く、とても信頼が置ける。かつて「ベルばら」を教科書代わりとしたように、著者の作品で教科書では味わえない歴史の面白さを感じることができた。歴史は人間のドラマだからだ。
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
一気に読みました,
By
レビュー対象商品: マリー・アントワネットの遺言 (朝日文庫) (文庫)
藤本ひとみさんの本は初めて読みました。フランス革命、マリーアントワネット、今までも多くの作家が これらをテーマに物語を書いています。 実際私も色々読んだし、似たり寄ったりの話かも?と思いながら 読み始めました。 内容自体は特に新しい史実を盛り込んでいるわけではなかった。 ただ、マリーアントワネットの遺児マリーテレーズや、 時代に翻弄された聖職者や庶民の人生を絡ませながら進行する話に
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