彼女に対して正義は背を向けた。
情報の伝達方法が、手紙や新聞しかなかった時代ゆえ起こってしまった
悲劇であることは間違いありません。宮廷内で起きた様々なことを理解すればするほど、
国民が犯した大きな、そして償うことのできない過ちを痛感することでしょう。
短くも波乱に満ちた人生を歩まなければならなかった王妃。
彼女は最期まで勇敢でしたが、とても寂しい最期でした。
フランス国民にとって革命は大きな意味があり、彼らの勝利でもありますが、
その代償はあまりにも大きく、そして理不尽なものでした。
まさに歴史に残る大事件だったわけですが、
斬首台に突っ伏した王妃の悔しさは計り知れません。
もう220年も前に起きた事件ですが、果たしてこの事件に正義はあったのでしょうか。
私の中でこれほどまで心に深く突き刺さった出来事は他にありません。