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マリー・アントワネット〈上〉 (岩波文庫)
 
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マリー・アントワネット〈上〉 (岩波文庫) [文庫]

シュテファン・ツワイク , Stefan Zweig , 高橋 禎二 , 秋山 英夫
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

どこと言って非凡なところなどない人間に、歴史は大きな役割をふりあてることがある。虚名のみ高く、毀誉褒貶半ばするマリー・アントワネット。ツワイク(1881‐1942)はその生涯を、あるいは王家の寝所の秘事に、あるいは国民議会の緊迫した局面にと巧みな筆運びで追い、ひとりの平凡人に凝集する壮大な歴史のドラマを展開する。

登録情報

  • 文庫: 374ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改訳版 (1980/6/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4003243714
  • ISBN-13: 978-4003243718
  • 発売日: 1980/6/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
あのベルばらの作者、池田理代子さんも、マリーアントワネットの小説を書いた遠藤周作さんもこの本を参考にしたようです。

マリー アントワネットを深く知るための基本の書といってもいいと思います。マリー アントワネットの書は他にも色々ありますが、この本は彼女に対して好意的なまなざしを持って書かれています。

訳は古臭いですが、そこがかえって新鮮だったりします。

ツワイクがいいのか訳者がいいのかはわかりませんが、まじめな文体の中にもユーモアが感じられ、スラスラと読み進む事が出来ます。

そして、私はこの本をもう数年間、持っているのですが、いまだにパラパラと読み返したりしています。前半はマリーアントワネットが幸せな時代が描かれています。彼女の呑気さには笑ってしまう程です。親であるマリア テレジアが何も考えない娘に頭を悩ませている様子などは、第三者からみると、なんだか笑えてしまえます。とにかく前半は明るい内容です。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 上下2巻になる文庫は圧巻だった。ここ数ヶ月で読んだ本の中で最もインパクトが強かった。

 この本が書かれたのは1930年と、ちょうどナチスが政権を握る寸前だ。伝記作家として超売れっ子だった作家でユダヤ人のツヴァイクも、その後南米で自殺してしまうという運命をたどる。

 まあ、そんな暗さと不安が漂った伝記だった。

 「一凡人の生涯」と副題にあるとおり、主人公のマリー・アントワネットはとことん無意識過剰の人物だ。そもそもの無頓着で歴史に流されてはては断頭台の露と消える、あまりにも有名な悲劇的物語だ。その辺の、人間の意志を逸脱した力が人間の運命を決定づけるといった有様は非常に暗く、1930年という暗さとか脱力感がなんとも言えず漂っていて、当時のユダヤ人たちが抱えていた問題意識が浮き彫りになっている。

 同世代のユダヤ人作家にカフカがいるが、朝起きたら自分が虫になっていてなにもしていないのに親に殺されてしまったり、また審判と称して意味不明の中連行されて犬のように殺されてしまう物語は、無意識のうちに人生が規定されるといった、ツヴァイクの描くマリー・アントワネット像に近いものがある。

 ツヴァイクは、序文やあとがきに素晴らしい文を残すことで有名であるが、この本はとくに、あとがきを面白く読ませてもらった。普通ならば「参考図書」などが羅列されたりするものだが、その反対で「どの文書を使わなかったか」である。おびただしい数の贋作書簡がマリー・アントワネットを取り巻いていて、そもそも筆無精な彼女がそんなに手紙を書くわけもなく、それで怪しげな書簡はすべて排除したといういきさつが、ツヴァイクの手で書かれている。

 そんじょそこいらの伝記とはひと味違う、歴史哲学と世界観が詰まりに詰まった傑作であった。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
良い映画を見終わった後、しばし感動の余韻に浸ることがあるが、この本を読み終った後も同様の余韻に浸れる。まずツヴァイクの伝記は今では独創的で、他ではこんな感動の余韻に浸れる書物はない。この伝記を読むと本の世界に浸りマリー・アントワネットが近くにいるような錯覚を覚える。ツヴァイクのこの伝記が、あまり知られていないのは、実にもったいない。
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最近のカスタマーレビュー
ツヴァイクさんは本当にアントワネットが好きだったんだなあ
マリー・アントワネットの古典的な伝記です。

後に河出書店から別訳の本が出ましたが... 続きを読む
投稿日: 2009/1/9 投稿者: 三輪そーめん
格調ある翻訳の極北
 「格調」とはこのような翻訳に対して用意された言葉であろう。... 続きを読む
投稿日: 2007/1/14 投稿者: 佐藤
「普通の女の子」
上巻は、フランスに嫁いでゆくところからフランス革命に至る部分で、変化に富んでおり、マリー・アントワネット自身も徐々に変わってゆきます。とは言うものの、この本の副題... 続きを読む
投稿日: 2006/12/19 投稿者: ringmoo
シュテファン・ツヴァイクの功罪
良くも悪くも日本人にとっての「マリー・アントワネット像」を作り上げた名作。ただこの岩波版の訳は古色蒼然。関楠生訳の河出文庫版のほうが良いと思う。内容に関しても、マ... 続きを読む
投稿日: 2005/1/5 投稿者: 伊場座日記
シュテファン・ツヴァイクの功罪
良くも悪くも日本人にとっての「マリー・アントワネット像」を作り上げた名作。ただこの岩波版の訳は古色蒼然。関楠生訳の河出文庫版のほうが良いと思う。内容に関しても、マ... 続きを読む
投稿日: 2005/1/5 投稿者: 伊場座日記
本当のマリーを知りたい方はこの本を
ルイ16世に続き、断刀台の露と消えた女性、マリー・アントワネット。その華やかすぎる私生活の裏で彼女の心理はどうだったのか、夫ルイ16世への気持ちとは・・・?すべて... 続きを読む
投稿日: 2004/10/22 投稿者: はぐれ子
無題
マリー・アントワネットについての本を読むなら絶対にこれがオススメです!丁寧なツワイクの文体は読みやすく、地位も財産も何もかも失って、初めて放たれたアントワネットの... 続きを読む
投稿日: 2003/1/25 投稿者: orange-gold
偉大な評伝、偉大な史書、偉大な文学
"¬ ̄ä§aèä... 続きを読む
投稿日: 2000/12/2
マリー・アントワネット考
全編、“愚かなる女”と突き放しながらも、その実、心の底では、まるで我が娘のように慈しむ作者、ツワイクの心情。私はこんな伝記作家にこれまで出遭ったことがない。歴史上... 続きを読む
投稿日: 2000/11/22
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