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マリー・アントワネット〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)
 
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マリー・アントワネット〈上〉 (ハヤカワ文庫NF) [文庫]

アントニア フレイザー , Antonia Fraser , 野中 邦子
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

女帝マリア・テレジアが同盟の要としてフランスへ送りこんだ花嫁は、たった十四歳の少女だった。慣習とゴシップに満ちた宮殿で大勢の姻族と召使が見守るなか、少女は何を思い、どう振る舞ったか―その激動の生涯ゆえに数々の神話にいろどられ「悲劇の王妃」とも「浪費好きな快楽主義者」とも言われる王妃マリー・アントワネット。そのどちらでもない真実の姿をあたたかい眼差しでとらえ、一人の女性として描ききった伝記。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

フレイザー,アントニア
1932年、イギリス生まれ。オックスフォード大学卒。歴史文学者。1969年より歴史を題材にした作品を執筆し始め、『スコットランド女王メアリ』でジェイムズ・テイト・ブラック記念賞、『信仰とテロリズム―1605年火薬陰謀事件』でセント・ルイス・リテラリー・アワードとCWA賞ノンフィクション・ゴールドダガー賞を受賞。1999年に、英国の代表的な勲章であるCBE章(Commander of the British Empire)を受けた。夫は2005年にノーベル賞を受賞した劇作家のハロルド・ピンター氏

野中 邦子
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 454ページ
  • 出版社: 早川書房 (2006/12)
  • ISBN-10: 4150503168
  • ISBN-13: 978-4150503161
  • 発売日: 2006/12
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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56 人中、55人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ツヴァイク、カストロ、池田理代子とすでに大著が出揃っているアントワネット伝ですが、フレイザーの作品も読み応えがあって、アントワネットファンにはお勧めです。特に、キルスティン・ダンスト主演の映画の原案だというから、もっと軽いタッチの小説だと思ったけれど、これはまじめな研究報告書という感じです。

奇をてらわず、かつ、目新しい事実も丁寧に書き込まれているところに好感が持てます。

特徴としては、賢母のイメージの強いマリア・テレジアを、結構自分勝手な女政治家として辛らつに描いているところです。アントワネットを書く前に、マリア・テレジアの政治実績や書簡なども丹念に調べ上げ、人物設計したことがよくわかります。

アントワネットが夫を、オーストリアを、フェルセンをどう見ていたか。これまでのツヴァイク史観だけではなく、政治的観点から見たアントワネットを捉えることができます。

また、文中の脚注が、そのページ末(か、次のページ)に挿入されているのも親切でした。ほかの文庫だと、巻末と行ったりきたりしなくてはならないのですが、読み手のペースを考えた組版だと思います。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
前書きで、恐ろしい墓(ギロチンにかけられる運命)の存在だけでなく
花も音楽も伝記に入れたかった、と作者アントニア・フレイザーは書いています。
ツヴァイクの伝記とは少し違って、
女性の視点でマリーを、綿密な調査の上に描いています。
実際、マリーのファッションについてとか、
好きだった花についても書かれていて、
上巻はいかにマリーが愛情深い、魅力的な女性だったか、
彼女の歴史の明るい部分を表現しています。
マリーへの愛と共感に満ちた伝記だと思います。
ソフィア・コッポラの映画の原作になっていますが、
映画の台詞もこの伝記から取られています。
映画とこの伝記とはまた別物ですが、
マリーをよく知りたい、
マリーの心のうちを知りたい方にお勧めです。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
文句無しによく調べ上げてあって、それを逐一丁寧に書きつくしている本なので、資料として信用がおけるし、アントワネットに興味のある方は大いに満足できると思います。
当時の宮廷がどんなものであったっか、いかにして絶対王政が崩れ去ったか、そして、アントワネットの私生活が客観的な目線で書かれています。

ただ興味のない人が読んだ場合、それほど感銘を受けるような内容であるかはちょっと疑問です。その時代やアントワネットへの特別な思い入れがないと、萎えそうな気がします。
それでもフレイザーは、非常に平等にアントワネットを見つめて評価しているので、いい作品だと私は思います。

ちなみに、ソフィア・コッポラの映画とこの作品は、まるで別物ですね^^;
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