番外編です。新シリーズの開始はお預けとなります。
普段は祐巳や祥子が主人公ですので、その他の多くの生徒たちは前面には出てきません。
が、そもそも「姉妹制度」の浸透しているリリアンにおいては他にも数え切れないほどの姉妹がおり、
日々彼女たちの間では様々なドラマが起きているのです。
今回はそんな1人の女生徒と、その先輩とのエピソードがほぼ1巻丸々綴られます。
リリアンが他校と大きく異なるのは「姉妹制度」の恩恵で
普通なら部活動を離れれば、あるいは学校を卒業してしまえば関係が無くなってしまうであろう
年齢差・学年差のある「先輩」「後輩」との関係が深いということ。
それは時に問題も起きる可能性も内在しつつも、生徒同士・学校中に連帯性を持たせ、
数々の「優しい思い出」を残す温床にもなっているのです。
「姉妹の数だけドラマあり」。つまりそれが「リリアン女学園」ということです。
姉妹を持つ生徒が大多数に及ぶのは当然ですね。
「優しくも厳しい姉」
「可愛い妹」
今まで経験のない関係を1対1で個人と結ぶ・・・・・。
そこには数え切れない程の「不安」と、それを超える数の「期待」が詰まっているのです。
「大切に想い、大切に想われる相手が出来るかもしれない。」
その魅力を前に逆らえる者はいないのです。多分。
この本の2人もやがては「姉妹」になっていくことでしょう。