第25巻・「仮面のアクトレス」。
洒落たタイトル、表紙もそれに合わせて挑発的ではありますが(祐巳のリボンも黒!)、この巻は生徒会役員選挙がメインの、かっちりした内容だったりします。
見所の多い巻。一番はやはり、瞳子ちゃんの生徒会役員選挙への立候補。
これにより瞳子ちゃんは、周りの生徒全てを敵に回すことになります。それでもなお、友人として味方であり続けようとする乃梨子ちゃんの健闘ぶりがいじらしいですね。
志摩子さんの、「……由乃さんの、そういうところ好き」発言も必読。
ひとり孤高を貫く瞳子ちゃんとは対照的に、祐巳たち3人娘は実に仲が良いです。あえてこういう描写を入れることで、瞳子ちゃんの孤独っぷりを際立たせる効果を狙っているのでしょう。
最初から最後まで、心の仮面を外そうとしない瞳子ちゃん。一体何の目的で、立候補などしたのか……それが明らかになるのは、また後のお話です。