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33 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
まさに解答編,
By 夢野ヒトミ "ゆめの" (千葉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: マリア様がみてる−あなたを探しに (コバルト文庫) (文庫)
約3ヶ月のスパンで新刊を出してくれて文句言う、そんなはしたない読者が存在していようはずもありません。この定期刊行には本当に感謝です。それで、クリスクロスのというよりも、未来の白地図から続いた何かいろいろなモヤモヤが吹き飛ぶ1冊でした。 今回も、その場その場の雰囲気を楽しむような、マリみて特有の良さは強く出ていたと思います。 特筆したいのは、賑やかなイベントの後のそれぞれの日常に戻っていく雰囲気ですかね。どこか物悲しいものを感じさせつつも、何だか落ち着く夕暮れ時のような。マリみての、こういう部分がたまらなく好きです。 あと、クリスクロスで『明らかに時間ない中で描いてるな』という感じだった挿絵も、今回は頑張っていたと思います(^^) このシリーズ、卒業式までにあとどれだけのエピソードがあるのか、マリみて第三部(祐巳の3年生編)はあるのか、瞳子も良いけど、祥子と祐巳の関係は?といろいろと期待してる部分が多く、これからも今野センセの歩調で進行していってくれると嬉しいなと思います。
16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
実は自分自身を探しに,
By delmonta (東京都板橋区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: マリア様がみてる−あなたを探しに (コバルト文庫) (文庫)
バレンタインデートの巻である。この巻では、3つの「あなた」探しが同時並行で進行する。由乃は、令ちゃんを挟んでライバル関係にある田沼ちさとの本質を探しに。志摩子は、不在者チャンスでめぐりあった「彼女」の不可思議な挙動の真相を求めて。では、祐巳は? 実は、祐巳は実質何も「探し」ていないのだ。以前に「向こう側から『どうぞ』と扉が開かれるまで待たなくては、扉は永遠に開かない。」(『大きな扉 小さな鍵』p9)とある通り、完全に祐巳は「待ち」の姿勢に徹している。無くしたものを探しにいくのは瞳子である。そう、今回やっと、「向こう側から…扉が開かれ」たのだ。 瞳子は、祐巳をある場所に連れていく。そこは瞳子の出自に関わる場所。そして瞳子は、今まで誰にも打ち明けることのできなかった思いの丈を祐巳に打ち明ける。祐巳はそれをただただ寛容に受け止める。 以前、瞳子は自分の半生を塗り潰された白地図に喩えた。しかし神様は瞳子に、真っ白なページをもう1枚与えたのだ。これは由乃とちさとの関係にしても同様。今後が俄然楽しみになってきた。 …というわけで、「早くイチャイチャとかイチャイチャとかイチャイチャとかイチャイチャとかしなさいよ」は次巻へのお楽しみ。これを物足りないと見るか、新エピソード満載のはずの次巻まで胸を躍らせながら待つのかは、読者であるあなたの心の中の鍵次第。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
開かれる、心の扉,
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レビュー対象商品: マリア様がみてる−あなたを探しに (コバルト文庫) (文庫)
第29巻・「あなたを探しに」。前巻ラストの衝撃発言がどう転ぶのか、その解答が示される巻。 宝探し大会の勝者に与えられる、半日デート券。三薔薇それぞれのデートの様子が語られます。 ただこの巻のメインは、表紙からも判る通り祐巳と瞳子の関係がどうなるか、ということ。 その重要性に比べると、白薔薇・黄薔薇のデートの様子はむしろ余計だったくらい。他の巻だったなら、それなりにいいエピソードなのですが……話に温度差がありすぎてかみ合わない感じです。 それでも、瞳子ちゃんの出自の秘密が彼女自らの口から詳しく語られる、これまでのまどろっこしい展開を一掃する内容です。祐巳がまた、瞳子ちゃんの話を黙って聞き続けるのがいい。どんなことでも受け止めてやろうという、祐巳ならではの包容力がまっすぐ発揮されていて、とても素晴らしいです。 しかしこの巻ではまだ、2人は姉妹になりません。決定的な場面はおあずけとなりますが、もうここまでくれば次巻まで待たされても許せます。やっと通じ合った2人の心はとても穏やかで、それがこちらにも伝わるようでした。
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