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マリア様がみてる―パラソルをさして (コバルト文庫)
 
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マリア様がみてる―パラソルをさして (コバルト文庫) [文庫]

今野 緒雪 , ひびき 玲音
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 460 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

紅薔薇小笠原祥子さまは雨のなかに祐巳をおいて、瞳子ちゃんと車で去っていった。素敵なお姉様に捨てられ、ずぶ濡れの祐巳を気遣ってくれた聖さまの傘に入れてもらうが…。前巻第3話の続編!

登録情報

  • 文庫: 224ページ
  • 出版社: 集英社 (2002/7/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4086001365
  • ISBN-13: 978-4086001366
  • 発売日: 2002/7/1
  • 商品の寸法: 15 x 10.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 131,458位 (本のベストセラーを見る)
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32 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
感想・・・ 2004/1/2
By カスタマー
形式:文庫
 いままで私が読んだ「マリア様がみてる」シリーズの中で一番面白かったのが本作。紅薔薇姉妹・祥子さまと裕巳さんが苦難を乗り越え、より一層絆を深く、強いものにしてゆく過程に非常に心を打たれる。
 今回読んで気になったことがある。それは「祥子さまの中の祐巳さんの大きさ」だ。

 第一作を思い返してみると、祥子さまにとっての祐巳さんは「シンデレラ役を降りるための口実」であった。結局、祥子さまは賭けに敗けた。祐巳さんを妹にする事が出来なかったのだ。
 裕巳さんはそこでもう祥子さまとの関係は終わると思っていた。賭けが終わった以上、祥子さまが自分を妹にする必要はなくなった、と。

 しかし祥子さまは裕巳さんを妹に指名した。祐巳さんとふれあった短い間に、もっとこの子と親密になりたい、この子のことをもっと知りたいと思うようになったからであろう。そしてそこから多くの時間を二人は共有してきた。そうしてゆく中で、いつしか二人はお互いにかけがえのない存在になっていった。

 本作を読むと、祥子さまの中での裕巳さんの存在がどれほど大きいものになったのか、それがよく分かるのだ。彼女が心の底から求める存在は他の誰でもない、「福沢祐巳」なのである。ひょっとしたら、裕巳さんが祥子さまを想う以上に、祥子さまは祐巳さんを想っているのかもしれない。
 
 長々と書いてしまったが、最後に佐藤聖さまに一言

「祐巳さんを飼い慣らせるのは、祥子さま以外におりませんぜ!」
 

このレビューは参考になりましたか?
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By れに
形式:文庫
前作「レイニーブルー」では、ウダウダグジグジと一人で考えをめぐらせては
祥子さまとの姉妹関係解消まで思いつめてしまった祐巳ですが、今回の作品では
その祐巳が大きく成長します。

「お姉さまに何かをしてあげたい」と思いつつも、実際は祥子からの見返りがないと
耐えられなかった祐巳。しかし新たな人々との出会いによって周囲を見渡す目が開けます。

もともと素直なので、人や物事に対しても偏見がないところが祐巳の良い所だと思いますが
結局の所、その素直さ・まっすぐさが、祥子が祐巳を求めてやまない理由なのだと感じられます。

二人の姉妹関係がべったり依存しあっていたものから、決定的な変質を迎える作品です。
今後の関係が楽しみです。

このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 緋川静紅 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
第11巻・「パラソルをさして」。

前巻の重苦しい終わり方から一変、清々しい晴れ間が広がるような笑顔の表紙ですね。
長いマリみてシリーズの中でも、この巻は個人的に5本の指に入る大好きな巻です。

お姉さまとすれ違い、一度はロザリオを返そうとさえ決意した祐巳でしたが、聖さまや由乃さんなど周囲の人々の優しい励ましを受けて、本来の明るさを取り戻します。
特に、由乃さんと祐巳がいつの間にか、お互いを「大好き」と呼べるような親密な友人になっていることが判り、なんだか嬉しかったです。

失くしていた傘も運命的に戻ってきて(この話はまた後に語られますが)、すっかり立ち直った祐巳は、あれほど憎たらしく思っていた瞳子ちゃんとも半ば無理矢理ながらちゃんと和解し、蓉子さまの仲立ちでようやく大好きなお姉さまとの再会を果たします。

祥子さまがどれだけ祐巳を大好きで、必要としているか。互いの絆の深さがここで明言されます。
あの祥子さまの口から、「あなたが好きなの」という言葉が出る日が来るとは……。もうそれだけで満足です。ここまでのちょっと引っ張りすぎな展開も全て許せます。

梅雨が明けて、広がる青空。読後感は実に爽やかでした。
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