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マリアの月
 
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マリアの月 [単行本]

三上 洸
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

華々しい経歴を持ちながら、訳あって自分の絵筆がとれない洋画家の本庄敦史は、師の勧めにより知的障害者更生施設「ユーカリ園」でアートワークグループの指導をすることになった。初めて訪れた「ユーカリ園」の園庭で敦史は、妖精のように美しくあどけない、22歳の河合真理亜と出会う。真理亜は少女時代に崖から転落、頭部を打った後遺症による精神発達遅滞のため「ユーカリ園」で暮らしていた。

敦史に絵画の指導を受け始めた真理亜は、たちまち驚異的な画才を発揮する。真理亜は、後遺症と引き替えに、高度な直観像記憶・カメラアイを獲得していたのだ。真理亜の絵は、瞬く間に評判となるが、あるとき彼女が描いた一枚の絵が、真理亜と敦史の運命を激しく変えていく。その絵こそ、時効を目前に控えた虐殺事件の「目撃証言」だった。

芸術によって結ばれた至高の純愛。欲望と悪意と謀略が支配する世界に生まれた、あまりにも儚い無垢な心を過酷な運命が翻弄する。真理亜は、深い記憶の底から追ってくる恐怖の刃から逃れ、聖なる未来へと辿り着けるのか。

日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作家が、圧倒的なリアリティと壮大なスケールで描きだす現代の『神曲』。今、新たなる伝説が始まる──

内容(「BOOK」データベースより)

華々しい経歴を持ちながら、訳あって自分の絵筆がとれない洋画家の本庄敦史は、師の勧めにより知的障害者更生施設「ユーカリ園」でアートワークグループの指導をすることになった。初めて訪れた「ユーカリ園」の園庭で敦史は、あどけなくも美しい“妖精”を見る。22歳の河合真理亜は、少女時代に殺人現場を目撃し、自らも殺人犯に襲われて崖から転落、頭部を打った後遺症による精神発達遅滞のため、「ユーカリ園」で暮らしている。敦史に絵画の指導を受け始めた真理亜―高度な直観像記憶の持ち主であった―が見せる驚異的な画才は、瞬く間に評判となるが、あるとき彼女が描いた一枚の絵が、真理亜の、そして敦史の運命を激しく翻弄する。その絵こそ、十数年前に発生した「連続殺人事件」現場の風景だった…。

登録情報

  • 単行本: 491ページ
  • 出版社: 光文社 (2007/11/20)
  • ISBN-10: 4334925855
  • ISBN-13: 978-4334925857
  • 発売日: 2007/11/20
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 746,267位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ラテ
形式:単行本
3時間弱で一気読みしました。とにかく次から次へこれでもかと
色んなことが起き、ストーリーが予想外の方向に展開していくので、
もうページをめくるのが、読むのにおいつかないという感じでした。

文章がとても読みやすいので、映像がすぐ目に浮かんできます。
描写もリアルで「読む映画」という感じです。

ヒロインの真理亜はもちろん、どのキャラクターもそれぞれに個性的です。
悪役まで魅力的で惹き付けられます。個人的には一矢に萌え(笑)

ラストシーンはもう感動の一言。壮大なテーマに圧倒されて
気が遠くなるような感覚を味わいました。心が浄化されたような感じで、
読み終わった今もまだ余韻が続いています。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
新聞の新刊紹介記事を見て、なんとなく気になり、
えいやと購入したのが大当たり。
真理亜と敦史の、芸術をとおしたピュアな純愛も泣けるが、
二人をとりまく気宇壮大な世界観には驚かされる。

基本的には正統派の倒叙推理なのだが、そこに絵画を軸に
心理学、脳科学、など様々な知識をもとにした「仕掛け」が
いくつも埋め込まれていて、プロットは二転三転。
まったく先が読めない。クライマックスは大スペクタクル。

それがこれだけ、すらすら読める文章で書かれているのだから
面白くないはずがない。とてつもなく大きな拾い物だった。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
将来に期待 2008/4/15
By ksss
形式:単行本
盛り上げるコツを心得ている作家だと思う。
展開がハデで、キャラが立っていて、ぐいぐい読まされる。
しかし、冷静に振り返ると、説得力がないんだよねえ〜。
知的障害者のグループが、こうも都合よく真理亜に協力するか?
というあたりから、一矢の麻薬のばら撒き方の派手さでは
秘密にも何にもなってないだろ、といったようなことも、
細かいといわれるかもしれないけど、そういうことをきちんと
書き込んでこそ、説得力というものは生まれると思う。
まあ、ハデだからいいっていえばそういう考え方もあるけど。
でも、せっかく設定はいいんだから、もったいない。
『アリスの夜』も、悪くなかったのに、安易に流されてるところが
惜しかったんだよね〜。
筆力はあると思うので、将来、もっと上達して、
完全に物語世界に連れて行ってくれるような小説を
書いてくれるのを期待します。
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