こどもにせがまれみに行き、親子で泣けてしまった。隣の若いカップルも大泣けしてた。実話ではなく「(大地震の)事実をベースにしたフィクション」とあるし、映画としての設定にはムリがめだつ。自衛隊員が幼児に視察の代表になるかと誘ったり、こどもだけでイヌを救済にいったり。。。それでも、この映画、胸が熱く打たれ、心の深いところから感動が湧き上がってくるのはなぜだろう?
極限の状況のなかで、互いを思いやり、助け合う人々に、敬意を表したくなる。心と心の連帯。決して失われることのない、人々の、そしてひとと動物との、強い絆と信頼。日頃見失いがちな、でも本来はとても大切な、ひととしてなくてはならないものを、この映画はまざまざと、心に呼び起こしてくれる。そしてラスト近く、こどもたちと再開する母犬マリの堂々とした姿は本当に立派で、「さすが、おかあさん!」、まるで人間のこどもたちの母親のような威厳すらありました。映画のなかのイヌに教えられるとはおもわなかったが。。。
本当に大切なもの、それはものやお金とか、肩書とかなどではなくて、大切なひとたちや家族(ときにペットもふくめ)を守ってゆくこと、そしてひととしての、誇りと愛なのだと、思い起こさせられました。この作品、お子さまランチとおもったら大まちがいっす。ご家族で、カップルで、おひとりで、胸が熱くなれる、大変に秀れた感動作とおもいます。ぜひ多くの方にみていただきたい映画です。