- 【 講談社ストアはこちら 】 -累計750万部を突破した大人気コミック『宇宙兄弟』や、『のだめカンタービレ』や『ホタルノヒカリ』といった名作を次々と生み出した雑誌『Kiss』の20周年特集など今注目のタイトルや特集は講談社ストアへ。
登録情報
|
この「マラケシュ心中」も、胸を締め付けられるような恋愛の物語。一度読み出すと目が離せなかった。苦しくて、切なくて仕方がなかったが、結末には救われた気がした。
恋愛小説が好きという人には、女性同士の~という部分に捕らわれず、ぜひとも読んで欲しい1冊である。
「恋がいつか終わるものなら、わたしたちは恋人同士になるのはやめましょう。何も契らず、何も約束せず、からだに触れ合わず、それゆえに嫉妬もない、いかなるときも自由で、平明で、対等な関係のまま、いつまでも離れずに、この世で最も美しい友になりましょう。」(本文より)
中山可穂さんの小説は心の中をズカズカと入ってくる印象がある。右にも左にも揺さぶられる。展開は非常にスピーディ。早い展開の中で衝撃的な場面が次々と現れる。読むというよりはページを繰るという感じになってくる。構成という意味ではすこし下手くそな作家かもしれない。だけど筆力がある。強引といっても良い力強さがある。荒れた海を想像して欲しい。
―――高波が次々と襲う。しかし無謀にもその海へ果敢に飛び込んでゆく。溺れ、嘆き、罵倒する。助けを呼ぼうとはしない。自分自身で問題を解決していこうとする。波がおさまるのを待つのではなく。荒波に襲われた状況下でなにができるかを問う。
中山可穂さんの小説のイメージはこんな感じだ。その一方、必ず猫が登場するのは微笑ましい気がするのは僕だけだろうか?
しかも主人公が惚れる相手からして障壁を頑なに
造ってしまうのだから…。
タイトルに裏切られて、正直私は安堵した。
もし予想通りだったら…きっと数日間立ち直れない。
頭の中がこの作中世界や登場人物でいっぱいで、何もかも
上の空になってしまっただろう。
>尤も中山氏の作品を読む度にしばらく「上の空」状態
になるのだけれど。或は幸福感で一杯になって。
或はひたすら泣きに泣いて。
この作品は…途中が辛いが、最後で前者の例になれた。
ちなみに、どなたかが「普通の恋愛をこの筆力で」
とのご希望だが。
氏は世間で言う「普通」の恋愛を書く事を望んではいないと
思いますが。
書けと言われても書かない、或は書けない気がする。
中山氏はこの作品も(無論他作品も)「普通の恋愛」
を書いたという気持ちしかないだろうから。
(氏のご真意は解らないが、自らご自分のセクシュアリティを公表
していたり、実在のモデルが居る辺りそうだと思う)
そもそも。
「普通」の恋愛って、何ですか?
男女間なら普通ですか?
では…それ以外だったら「非」普通ですか?
教えてください。
内容は、歌人である男(実は女性)が、師匠の奥方に激しい恋をする。... 続きを読む
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|