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マラケシュ心中 (講談社文庫)
 
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マラケシュ心中 (講談社文庫) [文庫]

中山 可穂
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

愛は、極めねばなりません。
極めたら、死なねばなりません。

山本周五郎賞作家がおくる、戦慄と至福の書下ろし傑作長篇。
究極の恋愛小説。

恋がいつか必ず終わるものなら、
わたしたちは恋人同士になるのはやめましょう。
何も契らず、何も約束せず、からだに触れ合わず、それゆえに嫉妬もない、
いかなるときも自由で、平明で、対等な関係のまま、
いつまでも離れずに、この世で最も美しい友になりましょう。――(本文より)
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

「恋がいつか必ず終わるものなら、わたしたちは恋人同士になるのはやめましょう。何も契らず、何も約束せず、からだに触れ合わず、それゆえに嫉妬もない、(中略)この世で最も美しい友になりましょう」(本文より)。山本周五郎賞作家が『感情教育』を超えて到達した、戦慄と至福の傑作恋愛長篇。

登録情報

  • 文庫: 400ページ
  • 出版社: 講談社 (2005/5/13)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062750910
  • ISBN-13: 978-4062750912
  • 発売日: 2005/5/13
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 369,291位 (本のベストセラーを見る)
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By カスタマー
形式:単行本
中山可穂氏の著書は、どれも女性同士の恋愛が描かれているが、この切なさ、愛おしさ、恋愛の苦しさ、愛情の深さ…どれをとってもなんら男女との恋愛に劣ることなく、ただただ人と人が出会った末の出来事に感じられる。

この「マラケシュ心中」も、胸を締め付けられるような恋愛の物語。一度読み出すと目が離せなかった。苦しくて、切なくて仕方がなかったが、結末には救われた気がした。
恋愛小説が好きという人には、女性同士の~という部分に捕らわれず、ぜひとも読んで欲しい1冊である。

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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
中山可穂さんの小説は性描写が非常に多いがそれだけが本質ではない。ビアン小説というだけで嫌悪する人も中にはいるかもしれない。だが、彼女が書く作品は純愛なのだ。感動作というチープな表現は使えない。戦慄を覚える愛の作品というべきだと思う。はっきりいってメチャクチャ濃い内容です。ただ合う人と合わない人にハッキリと分かれると思います。読了後になんともいえない疲労感が漂えば中山可穂ワールドに入ったことになるでしょう。『マラケシュ心中』 この”マラケシュ” の意味はあえて触れないでおきます。表題なのでもちろん意味があるけれども読書前にビジョンさせないほうが面白いかと思う。

「恋がいつか終わるものなら、わたしたちは恋人同士になるのはやめましょう。何も契らず、何も約束せず、からだに触れ合わず、それゆえに嫉妬もない、いかなるときも自由で、平明で、対等な関係のまま、いつまでも離れずに、この世で最も美しい友になりましょう。」(本文より)

中山可穂さんの小説は心の中をズカズカと入ってくる印象がある。右にも左にも揺さぶられる。展開は非常にスピーディ。早い展開の中で衝撃的な場面が次々と現れる。読むというよりはページを繰るという感じになってくる。構成という意味ではすこし下手くそな作家かもしれない。だけど筆力がある。強引といっても良い力強さがある。荒れた海を想像して欲しい。

―――高波が次々と襲う。しかし無謀にもその海へ果敢に飛び込んでゆく。溺れ、嘆き、罵倒する。助けを呼ぼうとはしない。自分自身で問題を解決していこうとする。波がおさまるのを待つのではなく。荒波に襲われた状況下でなにができるかを問う。

中山可穂さんの小説のイメージはこんな感じだ。その一方、必ず猫が登場するのは微笑ましい気がするのは僕だけだろうか?

このレビューは参考になりましたか?
27 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
既出ではあるが、確かにこれは初めて中山可穂作品を
読むには辛い。辛すぎる。
未だ世間の風当たりが強すぎる「女性同士の恋愛」と
いうのににプラスのプラス…。

しかも主人公が惚れる相手からして障壁を頑なに
造ってしまうのだから…。

タイトルに裏切られて、正直私は安堵した。
もし予想通りだったら…きっと数日間立ち直れない。
頭の中がこの作中世界や登場人物でいっぱいで、何もかも
上の空になってしまっただろう。

>尤も中山氏の作品を読む度にしばらく「上の空」状態
になるのだけれど。或は幸福感で一杯になって。
或はひたすら泣きに泣いて。

この作品は…途中が辛いが、最後で前者の例になれた。

ちなみに、どなたかが「普通の恋愛をこの筆力で」
とのご希望だが。
氏は世間で言う「普通」の恋愛を書く事を望んではいないと
思いますが。
書けと言われても書かない、或は書けない気がする。
中山氏はこの作品も(無論他作品も)「普通の恋愛」
を書いたという気持ちしかないだろうから。

(氏のご真意は解らないが、自らご自分のセクシュアリティを公表
していたり、実在のモデルが居る辺りそうだと思う)

そもそも。

「普通」の恋愛って、何ですか?

男女間なら普通ですか?

では…それ以外だったら「非」普通ですか?

教えてください。

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