クーデター終結直後に「元の世界」に戻った武の部屋から始まる。
元の世界の夕呼先生に用意してもらった数式を回収するために。
原作では描かれなかった、同じその時間に207B分隊では何があったのか、が描かれている点も興味深いです。
武が発案し、夕呼先生が開発、207B分隊がテスト部隊として育てた新しい戦術機のOSのデモンストレーション、横浜基地全戦術機部隊参加の比較試験トライアルが始まる。
武たちはトライアルの1回目で好成績を収め、意気揚々と2回目に臨んでいる最中・・・
「CODE991」発生
横浜基地内に突然、全人類の敵BETA出現。
都度に「前の世界の絶望の記憶」に突き動かされてきた武の「魂の雄叫び」が絵となって描かれています。
そして・・・
大破した自分の吹雪の前で呆然とする武。
自らの体験を話して聞かせるまりもちゃん。
お陰で武がどうにか気持ちを持ち直したか、と思えたその時、背後を振るかえると。
あの惨劇が「見開き」で描かれ・・・
「To Be CONTINUED」
あのシーンは原作で初めて見た時はショックでした。
あたし的には「良い・悪い」とか「有り・無し」とありきたりな言葉で決め付けたくないです。
並列世界の「それ」は本当に身近にある「どうにもできないこと」であることを表そうとしたら、あのような直接描写でないと「身近さ」を(武と共に)実感できないことだと思うので。
元の世界の日本人の平凡な学生である武を、希望を見出したその頂点から絶壁のどん底へ叩き落し、それでもなんとか這い登ろうとした所を、さらに完膚なきまでに追い討ちをかける、このエピソード。
原作やってる時は、本当に心が痛かったことを思い出します。
(でも、まだ過酷な展開が武を待ち受けているんですよね・・・)
このエピソードは衝撃的なものなので、折角コミック化でオルタに触れた人達が、この展開の辛さ・苦しさに恐れおののいて、離れて行かないか心配です。
原作ではなかった、悠陽殿下が冥夜の正体を明るみにした上で、関係を完全に絶つ決断のくだりが描かれていたので、話の厚みが生まれたように思えます。
でも、この話をココに持ってきてるということは、「甲21号作戦」前夜にある武と月読中尉のシーンはなくなるか、簡略化されるかもしれませんね。
あのあたりは会話の内容がメインで、絵による表現はし辛いでしょうし。
さて、今回のおまけは、カバーを剥がすと表はTEの3人娘、裏は君がいた季節の4姉妹。
中表紙は夕呼先生とまりもちゃんの白陵柊学園時代の制服姿!!
以下続巻なのにおまけネタが続くのかチョット心配。
描かねば先に進めぬエピソードの巻をなんとか迎えたので、☆5つ。
でもこれでようやく1/3ですかね?