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マネーロンダリング―国境を越えた闇金融ヤクザ資金 (新潮文庫)
 
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マネーロンダリング―国境を越えた闇金融ヤクザ資金 (新潮文庫) [文庫]

平尾 武史 , 村井 正美
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 500 通常配送無料 詳細
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マネーロンダリング―国境を越えた闇金融ヤクザ資金 (新潮文庫) + マネーロンダリング入門―国際金融詐欺からテロ資金まで (幻冬舎新書)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

高利を貧るヤミ金融の巨大ネットワーク―それを背後から操っていたのは指定暴力団山口組系組織だった。捜査陣は苦難の末に犯行手口を解明、事件を摘発するが、莫大な収益は香港、スイスへとすでに消え去っていた。刑事、検事たちは、国境を越えるブラックマネーの正体をいかにして暴いたか。警視庁担当記者が、「五菱会ヤミ金融事件」の舞台裏を克明に追ったクライムノンフィクション。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

平尾 武史
1965(昭和40)年、大阪生れ。慶應義塾大学経済学部卒。’89(平成元)年に読売新聞社へ入社し、千葉支局を経て、社会部に配属。警視庁、国税庁、警察庁などを担当し、外務省の機密費流用事件、ODAリベート疑惑など、数々の経済事件、汚職事件の取材を手がける。警視庁記者クラブキャップを経て、現在同社広報部次長を務める

村井 正美
1969(昭和44)年、東京生れ。筑波大学大学院理工学研究科卒。’94(平成6)年に読売新聞社へ入社し、金沢総局を経て、社会部に配属。警視庁、文部科学省などを担当し、マルチ商法などの生活経済事件や少年事件、教育問題の取材で活躍。現在、警視庁記者クラブサブキャップを務める。共著に、ファルマシア・アップジョン医学記事賞特別賞を受賞した連載企画記事をまとめた『生と死の現在』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 318ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/1/28)
  • ISBN-10: 4101301913
  • ISBN-13: 978-4101301914
  • 発売日: 2010/1/28
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 実際にあった巨額ヤミ金事件を巡る警視庁と山口組の熾烈な攻防を、双方の視点から丁寧に描写している。警視庁担当記者だったという著者にしか書きえない力作である。この本に描かれたような巧妙な国際マネーロンダリングが今も水面下で行われているならば、ヤクザという犯罪組織が日本からいつまでもなくならないのもうなずける。
 また、巻末の文庫版だけの書下ろしも興味深い。事件後の日本警察の新たなヤクザ戦略がよくわかる。そういう意味では、ヤクザとその関係者にはあまり読ませたくない一冊である。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mfhty トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 2003年当時、暴力団が闇金融で得た10億円単位のカネをいかに、海外送金して隠し持ったかを扱ったノンフィクション。

 こういう題材の場合、警察の視点から「どのように事件が認知され、捜査がどう進み、犯人をどう特定し逮捕したか」というようなストーリーになることが多いと思う。
 しかし、本書の特に前半部分では、不正にかかわったクレディ・スイス銀行の金融マンや、暴力団とクレディ・スイスを仲介した人物や、マネー・ロンダリング(資金洗浄)をしようとする暴力団関係者など実際に事件にかかわった人物の視点で書かれている。
 「どうして金融機関がマネー・ロンダリングに加担するようになっていったか」や「関係者のその時々の心情はどうであったか」を克明に記述しており、このあたりはなかなか読ませる。

 後半は、主に、警察がどのように捜査を進めていき、どのようにして逮捕に至ったか、そして裁判がどのように進行したかが中心。
 金融機関がからんで手口が巧妙であったことや、カネや犯人が外国に出て行っていることや、事件に加担し資金をプールしているのが外国の金融機関であることなどから捜査は難航する。国際捜査の困難さを感じ取ることができて興味深い反面、展開が遅いので、けっこうフラストレーションがたまる。

 私の場合は、著者の筆の運びが少し淡々としすぎているように感じ、また、後半部分で話の展開が遅く少しうんざりする部分もあったが、全体を通しては、なかなか興味深い本だった。
 この事件は少し前の事件だが、私は、マネー・ロンダリングの現状やそれに対する規制、国際捜査の協力体制の現状などについて、今後知識を深めてみたい気になった。
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