登場するのは、無国籍ファストフード店を開店したいという弁当屋手伝いの女性(33歳)、日本人女性初の曲芸飛行士を目指す女子大生(21歳)、エアロパーツ会社を立ち上げたい元暴走族デザイナー(24歳)、東京都の立川でクラブを始めたいという塾講師(21歳)、「人に優しい花屋」を開店したいというフラワーアレンジメント講師(23歳)の計5人。いずれも成功者のケースのみを扱っているので、どうしようもないケースは登場しないが、それでも荒削りなビジネスプランを百戦錬磨の社長たちに叩かれる場面では思わず息をのむ。
激しいやりとりを終え、「マネー成立」にいたるまでの道のりは、まさに人間ドラマである。
読者は、不器用で一生懸命なな出演者たちの姿に、成功の秘訣とはいえないまでも、人間を引き付ける共通の要素を見出すに違いない。生活創庫の堀之内九一郎や、なんでんかんでん・フーズの川原ひろし、ソフト・オン・デマンドの高橋がなりなど、出演社長らへのインタビューから、出資してもらうためのポイントも学べるだろう。(土井英司)
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