西暦400年から1200年までは「東洋の時代」で、1200年から2000年までは「西洋の時代」であった。
そして、今、歴史は800年周期で「東洋の時代」に入っていると、時代を読み解く。
かなり、易経の世界を研究された著者が、金融商品を取り扱っている専門家としての独創的な視点に、不思議な魅力を感じる1冊である。
この本は2005年8月11日に出版された。
100年に一度と言われる世界的な経済危機・金融危機が始まる2008年末より以前である。
本間裕は、p10「デイバティブ・バブルが早晩はじけて、極論すれば、国債も紙幣もタダの紙切れ同然になる時代が2000年代の初頭(2005〜2010年)であることは、もう間違いない。」と述べている。
世界の景気が絶好調と思われ、設備投資が行なわれていた時期に、本間は明言していたのである。
ここで紹介されている文明研究家・村山節(むらやまみさお1911〜2002年)の「文明法則史学」に、今、関心を寄せている。
26年という「アニバーサリー」というサイクルにも、僕なりに同調するものがある。
p176 成功するヒントは、じつは1995年から始まった「崩壊の時代」のなかに隠されている。
この言葉の中に、どんな要素があるのだろうか。
大きな時代の転換点には、大きなチャンスが潜んでいるということかも知れない。
僕には理解できない内容もあるけど、未来を拓く個人と日本の指針になる可能性がある本書である。