ビジネスについて深く考え、成功のヒントを掴むには、打ってつけの本。
主人公はボクシング元世界チャンピオンのケン。飲食業をやっているが、なかなか黒字にならない。そんな時、通信教育の事業で巨万の富を築いた塚原と出会う。塚原は、設備投資がかからない、売上が季節に左右されない、商品のロスが少ない、これが商売の三原則と語る。これを満たさない飲食業で成功するには、拡大路線か、地域密着の2つに1つしかない、と言う。
塚原は、ケンを試し、嘘つきだから商売人に向いている、と褒める。ただし嘘を真実に転化させるのが本当の嘘つきだ、と付け加える。ケンは、塚原に投資を頼み、塚原は飲食業の経営改善を条件に投資を約束する。
ケンは、まず料理長と店長に相談するが、2人はケンの話を聞こうとしない。そこで、ケンは思い切って、料理長と店長を若い奴に任せる。そして、とにかく客を集めるために価格サービスを実施し、赤字でも、とりあえず店に客が溢れるようになる。これにより、店の空気ががらっと変わった。
そんな時、塚原がやって来る。約束は2か月後では..と言うケンに対し、塚原は、この程度の規模なら1日で劇的に変化させる手腕がないと話にならない、と言い、店の様子を見て投資の約束をする。ただし条件は、ホームレスを10人雇うこと。
ケンは、雇ったホームレスのうちの1人が経営していた1億の負債を抱える縫製工場を買い取り、会社をスタートする。
ケンがたくさんのホームレスの中から従業員を選ぶ方法が面白かった。リスクを恐れずまず行動しろ!ってね。