トレード初心者よりも、ある程度実際の相場の場数を踏んだ方にこそお薦めだと思いました。内容は抽象的なもの、格言的なものが多いので読む人の解釈に委ねられている部分が多いように感じますが、自分にとっては「マーケットの魔術師」を越える示唆が沢山見受けられました。具体的な手法、テクニック論が紹介されているわけではないからこそ断定的な論調にならず、こちらの積極的な想像力が要求される、そこが良いと思います。
(あまり具体的で断定的な物言いだと、ある時代、あるトレンド下でのマインド、ある相場固有の特性によって導き出される結論に左右されてしまって、経験知を攪乱されることも往々にしてありますから)
ラリー・ウィリアムズが「年に一度は読み返す本」として推薦しているのも頷ける内容で、普段のトレードに対する心構えを正に「おさらいする」ための、ある程度トレードに慣れた方、既に自分なりの経験知を蓄えている方にこそ読んで頂きたい一冊です。