ベースがやたら上手い。ギター2人のリズムとリードもまさにウィルコ・ジョンソン的なセンス(ウィルコは1人でやってたけど)。ファンクやスカ、スウィングなど、曲調の引き出しは多いが、どの曲もサビのユニゾンでのかけ声と勢いだけでもっていくとこが、どこかoiの血を感じさせて微笑ましい。
リバティーンズのカリスマ的な要素(文芸的歌詞、情緒的なメロディー、刹那感)を抜いて、カウ・パンク、oiパンク的な要素を足した感じ。メンバー全員10代でルックスも悪くないのに、クラスの人気者には絶対なれなそうなチンピラ感というか場末感というか、強烈なパブ・ロック感を醸し出している。
もう、これは是非ダラダラとバンドを続けてアルバム10枚くらい(全然ダメなのも含めて)リリースして欲しい。そんな愛すべき00年代パブ・バンドの記念碑的デビューアルバム。悪評高いダサダサのジャケも「パブ・ロックの味わい」ということで許す。キルバーン&ハイロウズ(メトロスの敬愛するイアン・デューリー在籍バンド)のデビュー作だって動物とメンバーの写真の切り抜きを適当に貼っただけの、ヒドいシロモノだったし。