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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
現状認識が不十分で実践を求められても、たじろぐな。今日を理解せよ。,
レビュー対象商品: マネジメント・フロンティア―明日の行動指針 (単行本)
全38論文を序章+I経済+II人+IIIマネジメントの3部作+終章に編集して、卓見をまとめる。1980年代半ばの背景。中心課題は、明日を決定する意思決定はいつ作られるのかを共通項とする。わが国に関する箇所も多い。全432頁の大著である。理解を訴える気持ちが読める。競って難解な書き方に精力を使うわが国の研究者に、紙とインクの正しい使い方を学んでもらいたい一冊。いまのところ、古本でしか手に入らないのは残念である。 読む人の研究分野や興味にも依ろうが印象的なのは、まず、シュムペーターがケインズの問題意識そのものが重要な意味を持たないという、均衡点、実物経済とシンボル経済に触れた第12章「時代の予言者」。シュムペーター『経済発展の理論』は、経済学の中心的問題は均衡ではなく構造変化であるという主張。資源の新しい利用への移行にその本質があることを講義する。 次は、戦後日本の勃興に大きな力を注いだデミング、ジュラン、ドラッカーの三人の「外国人」が登場する第28章「教養学科としてのマネジメント」。得意の「マネジメントとマーケティング論」を1950年代の日本の品質管理とともに圧縮して述べる。人間はコストでなく資源である。ゆえに、マネジメントは自身のみならず組織の目標と成果に対して、果たすべき職務と機能を管理すべきである。 組織の目標は顧客の創造であり、市場があってはじめて存在しうる。すなわち、企業の目的は利潤ではなく業績である。利潤は、存続の条件であるが、業績の結果に過ぎない。利潤は業績ではない。顧客の創造と満足を果たす業績の結果である。共同の業績として何ものかを生み出させるのが組織であり、その目的であり、その存在価値である。 独立した体系としてのマネジメントは、リベラル・アーツ(教養学科)と訳せるだろう、と。 目次、部章。索引なし。参考文献なし。ひもあり。上田さんと佐々木さんの共訳。
5つ星のうち 5.0
本書を読んでコンサルタントになりました,
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レビュー対象商品: マネジメント・フロンティア―明日の行動指針 (単行本)
本書を手にとったのは1987年、丁度就職活動をし始めた時でした。これを読んでドラッカーに魅了され、コンサルタントになりました。 論文集ですが、内容は非常に濃いもので、しかもテーマは多岐にわたります。 ドラッカーの観察眼・思考方法を知るには良い本だと思います。 今読み直しても全く古くなっていません。 入門者向けの「哲学」シリーズや「条件」シリーズよりも、価値があります。
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
小論の集成,
By 滝坂 - レビューをすべて見る 個々の論文で打ち出されている整理は、そのへんの評論家でも真似することができるでしょうが、確実に整理を積み重ねてきた実績を知ることで、ドラッカーはやっぱり本物なんだと理解できます。(ハズレもあるよと自分でも書いていますが...)
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