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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
経営者だけでなく、中間管理職にも役立つ、独自の視点でまとめた力作の経営書。,
By 弥栄 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: マネジメント・バイブル (単行本)
GW中、紀伊国屋書店のネットで、「今週のお勧めの一冊」とされていたので購入しました。グローバル企業の経営者の教科書と書いてありましたが、私のような企業の中間管理職にとっても大変有益なものでした。(kinocast:http://sinkan.jp/kino/index.html でもご紹介ありましたが)、特に「イノベーションの促進」につて、大企業で良く見られる縦割り主義や手続きの多さなどの創造性を奪う「官僚病」をどのように打破するか。著者は問題点を引用し指摘する。 1.下から上がってきたアイディアを下からだからというだけで懐疑の目を向けること。 2.自分の承認が必要な際、その前にいくつもの階層にわたる管理職の承認をとることにこだわること。 3.個人や部署同士がお互いの提案に対して挑戦し、批判するように求めること。 4.問題が起きた時、それを失敗の印とみなすこと。 : 10.自分は偉い人間で、ビジネスに関して大切なことは何でもわかっていると過信すること 日本の中堅企業(大企業はもちろん)で働いている人には、思い当たることがあるのではないだろうか。著者は、社員が現状に満足して疑問を持たなくなってしまうことに危機感を覚えているようです。著書が社員に緊張感を与え、疑問を投げかけ、挑戦するようこころがけるとのこと。大企業病や官僚制を批判する前に、自分の行動をひとつひとつ変えていくという示唆に思え、参考にしたいです。 次の章の「研究開発」は、特に示唆に富む注意すべき点がカバーされ参考になりました。「イノベーションが重要だと言うだけでは決して十分ではない。自分たちのイノベーション能力を常に維持・向上するには管理職にあるものが自ら行動を起こし、一連の措置を講じることが重要」と述べていた。最終的には、自分が行動するしかないと思えるようにさせる、大変貴重な本でした。
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
欧州最高の経営者の一人、ネスレ名誉会長による実践的”経営ガイドブック”,
By hiropon "hiropon" (東京都港区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: マネジメント・バイブル (単行本)
欧州ビジネスマンや欧州系雑誌(フィナンシャルタイムズ、エコノミスト誌等)によれば、ネスレ名誉会長のヘルムート・マウハー氏は、欧州においては最高の経営者の一人といわれすでに伝説の経営者の域にある人だという。同氏は、食品会社ネスレを世界最大の規模のグローバル企業へと育て上げた中興の祖である。なお、当本(英文名:「Management Breviary」)は、発売以来、ドイツ語版、英語版、さらには中国版に訳され、待望の日本語版の登場である。 当本のコンセプトは、同氏の実践・経験から得られた経営の核心部分を抽出し、「経営者のためのガイドブック」を作成することにある。マウハー氏によれば、「経営の本質・エッセンスをこの1冊でカバーできる」とのこと。対象読者は経営幹部および経営幹部を目指すビジネスマン。 当本の構成としては、経営者として意思決定しなければならない経営上の項目を列挙し、その意思決定する際に考慮すべき点が記述してある。以下に主な項目のうちいくつかを列挙する: 1)経営者とマネジャーの違いをまず理解すること。「リーダーは正しいことを行い、マネジャーは決められたことを正しく行う」。(ビジネスマンにとっては、まずこのリーダーとマネジャーの違いを認識した上で、「リーダーの視点・アタマ」で仕事することが求められていると深く感じる。) 2)経営戦略を策定するには7つの両極軸(長期VS短期、集中VS分散、販促重視VS抑制、多角化VS一点集中、ルール設定VS個人裁量、成果主義VS雇用保障、地域VSグローバル)が存在し、どこに落としどころを持っていくかが重要である。(なお、当本では、ネスレの経営戦略の策定の事例詳細が参考として記載されており、非常に興味深い。) 3)マーケティングは経営者の仕事である。広告からPR・IRに至るまで、マーケティングに関する最終的意思決定は経営者が行わなければならない。(ネスレはP&Gとともに、マーケティングにおいて世界最高峰の企業である。なぜネスレがマーケティングで卓越しえるのかが経営トップの視点から説明してある。マーケティングを強化したい企業にとっては必読。) さらに、特に注目すべきは、同書の付録にある「ネスレにおけるマネジメントとリーダーシップの原則」。この7つの原則は同氏が経営者として成功するために欠かせないポイントを要約してあり、現ネスレ経営陣においても継承されているという。 将来、グローバル企業での活躍を志すビジネスマンや日本企業の経営者・経営幹部にとっては必読書であろう。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
魂を込めて書かれた、現代人へのギフトのような本,
By 5月の緑 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: マネジメント・バイブル (単行本)
この本に出会えて、本当によかった。人生で、数年に一度、もしくは数十年に一度出会えるか出会えないかの本がある。この本は、ビジネス、経営全般の分野における、その本との出会いをひたすら感謝するような、現代人へのギフトのような本である。しいて言えば、学者とビジネスの実務家という違いはあるものの、日本のビジネスパーソンが世代を超えて心酔する、ドラッガー氏の鋭い洞察力を彷彿させる。経営関係の本があまりに沢山出版されるなか、情報過多で、しかしずっととっておきたいと思うような本がないと感じている矢先にこの本に出会った。これからはこの本を文字どおり’バイブル’にしてゆきたい。 筆者は欧州の誇るビジネス界の重鎮であり、この本はその筆者が、満を持して魂を込めて書いた本である。それ故に、簡素な文章でありながらも無駄が全くなく、非常に明晰でしかも深遠だ。ゆっくり’腑に落ちる’まで、楽しみながら繰り返し読みたくなる本だ。ちょうど上質なワインを寝かせ、時々味見するような楽しさである。 このように、魂が喜び、贅沢な時間を今後ずっと提供してくれるであろうこの本を、このタイミングで世に送り出してくれた筆者、そして訳者関係者の方々に、一般読者の一人として感謝したい。どうもありがとう。
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