この本を読んで思ったことは、以下の点です。
彼女は、メディアのあしらい方を心得ていて、
自分自身を、常に正常な状態に維持することが出来る人物だと言うこと。
そして、長々と言葉を連ねなくとも、ほんの数行で、物事の核心を突いてしまう
偉大な哲学者であるということ。エンターテイメントの世界を生きるだけでなく、
社会にも的確な意見を持ち、しっかり発言していける女性であるということ。
彼女を見ていてとくに感じたのは、「若さ」というのは、年齢とは関係がないということ。
それは、この本の中ではマドンナの場合、眼に強い魅力があると感じる点に出ている。
この眼の輝きは、一緒に写っているマドンナより若い他アーティストをはるかに超える、
生き生きした、非常に強い眼であるということです。
このような強い眼は、彼女の意志の強さと内面を明確に現しているようです。
この本では写真も充実していて、TPOに合わせたマドンナの
カジュアルからフォーマルまでのスタイルが、色々楽しめます。
文章でもビジュアル両面から、世界の女王の貫禄があふれています。
「全てがすごく均質化してきているでしょ。これこそこの美しい人生の魅力だ、
とか、この車に乗れば人気者になれる、って具合に。
これってほんとに強力な幻想で、人はそれに夢中になっちゃうのよ」
「あたしが何かをやるときの基準は、絶対に世間の反応なんかじゃないわ」
「富と名声を手にして20年たった今、やっと自分の意見をはっきり述べる
権利を得たような気がするわ。今みんなが心を奪われているのはセレブになることだけ。
言っとくけど、そんなのナンセンスよ。そのことを
あたし以上に分かっている人がいるかしら?」
彼女の言葉からは、自信と核心をついた言葉があふれている。
それは、彼女が「世界とは何か」をきちんととらえられる
偉大な哲学者であるからに他ならないと私は思います。