実は世の中のすべてが仮想現実「マトリックス」で、
実際には人間たちはただのエネルギー源として栽培されているSF作品。
全3部作で構成されるシリーズの1作目となる。
仮想現実内は現実と同様の重力や身体能力が再現されているが、
その常識を打ち破る感性を観に付けることで
大きく人間離れした動きができるというところがポイント。
仮想現実のネタそのものは新しいものではないが、
その中での特徴的なアクションやスタイリッシュな映像が話題になった。
前半1時間はアクションシーンが少なく、
世界の説明や主人公の役割についての展開ばかりのため
映像的にはやや退屈だが、この後のシリーズを理解する上では必須の知識となる。
現実世界と仮想現実の場面をしっかり区別しながら観ないと混乱するが、
きちんと理解できていると話の奥深さをより味わえる。
マトリックス内で次々と住民(のイメージ)に乗り移るエージェント・スミスや
現実世界ではあり得ない戦いっぷりに
いちいちインパクトがあって良い。
壁を走りながらターンしたり、武器を贅沢に使った銃撃戦なども見所。
公開以降、さまざまなアクション映画に影響を与えた作品でもあり、
さらに第3部作の中でも今作がもっとも完成度の高いカッコ良さがある。