80年代、ライトウェイト・オープンというジャンルはほぼ死にかけていた。
そこにマツダが敢然と送り込んできたのが、ユーノス・ロードスター。
量産メーカーにとって、こういう車をリリースするのは大冒険に違いないが、
バブルの後押しもあってプロジェクトはGOサイン。
世に問われたロードスターは、発売と同時に世界的な大ヒットとなり、
世界の自動車史を変えた歴史的な一台となった。
BMW、フィアット、MGら各メーカーが続々とロードスターのフォロワーを
送り出してきたのは周知の通りで、今やオープンスポーツは完全に息を吹き返した。
そんな中、2代目・3代目と進化しつつも、ロードスターは今も
オープンスポーツのエバーグリーンであり続けている。
そんな名車の開発ストーリーを綴ったのがこの一冊。
これといって目新しいものはないながら、感性に訴える人馬一体の走りとは何か?
本当の車好きが突き詰めに突き詰めた一台であることが、この本から伝わってくる。
僕もこの車を買ってもう10ン年、20万キロに到達したが、
いまだに飽きることがない。かけがえのない一台です。