地政学の古典とされる本の復刊です。何よりも「幻の名著」として語られることが多かった本書が再び日の目を見ることは嬉しい限りです。復刊を機に多くの方々に読まれることを期待したいと思います。
この本を読む際の注意点を一つだけ。この本は、あくまでも大枠の理論を示すものとして考えたほうがいいと思います。個別具体的な「参考書」的詳解や解答をお求めなら、訳者の『地政学入門』(中公新書)の方がいいと思います。
蛇足ですが、本書の理解を深めるには地球儀(山脈や海嶺の凹凸がついたもの)を用意するといいと思いました。指でなぞると分かりやすかったです。知識の総動員を求められる書物を久しぶりに読みました。
【おススメな人】地図を見るのがお好きな方。地政学を学びたい方