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27 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
マーケティングにおける既存理論との関連は限りなくゼロに近し?,
By akiaki (東京都足立区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: マッキンゼー プライシング (The McKinsey anthology) (単行本)
本書は、コンサル会社、マッキンゼーの何人かが、彼らの経験と自主的な研究の成果に基づいて、「プライシング」の基本的な考え方や具体的な手法を示した論文集であり、以下のことが主張される。すなわち、「価格創造」を目指す必要がある、そのためには、「自社がターゲットとする顧客の行動やニーズを独自の視点で理解し、そのニーズを満たす商品やサービスの提供価値とそれに見合う価格を的確に設計し、そのうえで狙った価値と価格の双方を確実に実現する事業の機能や仕組みを構築し、対象顧客に対して価値と価格のバランスを効果的に伝えるという一連の能力を構築せよ」、というものである。実に当たり前の主張のように見えるが、言い換えればプライシングを行う際、それなりの根拠をもって行うことの重要性が主張されているように思う。それらを実現するために、1.能動的・積極的になれ、2.科学的・分析的になれ、3.経営的・組織的になれ、という。これらは初めの章で主張されているので本書を参照されたい。 その後、こうした価格創造を実現するような「手法的なもの」が各章で展開される。こうした分析手法を用いれば、価格を主体的・積極的に設定することができる、という論調である。各章実務的な議論が展開されており、自分も利用してみたい分析手法がいくつかあった。とにかく実務向きである。 しかし、評者からすれば的外れであった。第一に、消費者の個別の価値・使用価値の価格への反映という問題が価格に関する議論にはある。本書の目次を見てみると、「価格の創造」「価値の決定」などという言葉が目に入り、こうした問題に接近できる内容と思われたが、本書でのこれらの言葉からは、上記の問題には迫ることはなかった。第二に、価格の議論全体として、また価格とマーケティングに関する理論的枠組みを提供するようなそういった議論として、示唆を得られるものはほとんど無かった。例えば、流通過程の力が価格に与える影響・商品の革新性が価格に与える影響・品質推定と価格の問題など、これらに関連する議論がない。すなわち、プライシングに関連する問題に、マーケティングの幅広い視点からアプローチしているわけではない。それに、各議論の体系的関連付けは見られず、知的興味はほとんどわかない。現象を説明して、こうしたらよい、という論理展開でもない。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
『価格』を科学的に管理するための指南書です。,
By tamadam (名古屋市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: マッキンゼー プライシング (The McKinsey anthology) (単行本)
本書は著名なコンサルタントが書いたためかとてもわかりやすい本だと思いました。これまで経験しかよりどころがなかった値付けを考え直すには持ってこいの一冊です。・高い価格を取れる商品を開発すると言う意志がイノベーションを生み出す。 ・価格マネジメントを行う組織力を身につけるための三つの切り口、「能動的に、積極的に」「科学的に、分析的に」「経営的に、組織的に」 ・顧客にとってどの属性を重要としているかを確かめること(バリューマップ) ・変化する業界でポジショニングを考える。顧客クラスタ、競合の反応、VEL空の離脱、アンケート、景気循環の影響、ダイナミック・バリュー・マネジメント 等 ・ポケット・プライス・ウォーター・フォールによる実利益の管理。規格品の場合は効果大。 ・効果的な販促手法の選択。イメージ広告、クーポン、頻度 等
11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
プライシングの基礎的な考え方を養うのに最適!,
By
レビュー対象商品: マッキンゼー プライシング (The McKinsey anthology) (単行本)
プライシング(価格付け)の問題を、米企業で実際にあったミスや陥りやすいプライシングの間違った考え方、成功例を事例にあげて、 問題点を明快に説明しています。 マーケットで顧客はどのような価値基準を持って購買行動をし、それが 競合商品の中ではどのような価格位置を示すかなど、価値均衡線の表を 使って、初心者でも非常にわかりやすかったです。 プライシングの基本的な考え方、ものを売る商売をしている人には自分の 扱う商品に置き換えて考えることもでき、今すぐ役に立つプライシング教本と いえるでしょう。
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