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マダム・エドワルダ―バタイユ作品集 (角川文庫クラシックス)
 
 

マダム・エドワルダ―バタイユ作品集 (角川文庫クラシックス) [文庫]

G.バタイユ , 生田 耕作
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

これまでに出逢ったどんな娼婦とも違うマダム・エドワルダ。彼女に導かれ、陶酔と死とが絡み合った美の瞬間が繰り広げられる…。エロティシズムの極限を描く啓示的な一夜の物語。(生田耕作)

登録情報

  • 文庫: 271ページ
  • 出版社: 角川書店 (1976/02)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4042400019
  • ISBN-13: 978-4042400011
  • 発売日: 1976/02
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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31 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
『おれの苦悩はついに至高の王座にのしあがった。廃されたおれの王位は街路にさ迷い出た。追っ手を尻目に―周囲には墓場の沈黙―恐ろしい何者かを待ち伏せ―だがこの悲しみは一切を笑い飛ばす』

ここから物語とも言えない物語が始まりますが、これまで難解で有名な哲学者バタイユの著作を一度も読んだことがなく、彼の思想に一度もふれたことがない方は、このつかみどころのない夢の記述のような小説に、かなり戸惑われることと思います。(ちなみにバタイユの文章はヒエログラフを解読するような(!)絶望的な難解さで有名です)

さらに表題作『マダム エドワルダ』(構想では三部作)を一望に見渡す窓であり、バタイユのエロティシズム観のエッセンスが凝縮されているという『序文』が本書には収められていないのは痛い! 

でも幸いなことに『あとがき』でこの重要な部分について多くページを割いて、訳者の生田耕作さん(いつも素晴らしい翻訳)が詳しく説明されているので、本書はまず最初にあとがきから読むことを強くおすすめします。
(『エロティシズムは死にまで至る生の称揚である』という彼の有名なフレーズを知っているだけでも、ずっと読みやすいかも…)

この『マダムエドワルダ』はとても短く、読み終えるのに10分もかからないかもしれませんが『小品ながら完成度の高さにおいて、バタイユの全作品中で最高の位置を占めるもの』ということでち?し、池田満寿夫さんの表紙の挿画も美しいので、立ち読みではなく(!)ぜひ購入してゆっくり読んでほしい一冊です。他にも『死者』、バタイユの処女作『眼球譚』も収録されています。

ちなみに澁澤龍彦『エロスの解剖』(河出文庫)の中に『エドワルダ夫人について』というエッセーがあります^^
ご参考まで…。

このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この小説というか散文はまぎれもなく露骨な性描写にあふれています。
とてもここには書けない性的な比喩、隠喩を用いています(笑)

巻末には難しい解説が掲載されていますが、そんなのほっておいて
バタイユの文章を味わって欲しい。

但し、ここまで徹底的にエロスに忠実なのは逆に哲学的になる
ということ。
逆説的に思えますが、もし人間が徹底的に快楽、快感を
味わった後、何を考えるかをテーマにしています。

そこまで考えるには私も本書を読んだ後歳月を要しました。
それよりもまず本書を読み飽きるまで味わって欲しい。
とても一度や二度で味わいきれないエロスのエッセンスが
凝縮しています。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この本には「眼球譚」も収録されています。

私はマダムエドワルダはちょっと具体的すぎて感情のシンクロ率は眼球譚ほど上がりませんでした。

世の中には自分が異端である、という事を感じながら生きるタイプの人間が居ると思います。

生きる、と言う事はおかしな事です。おかしな事だと感じてしまう自分は異端だと考えます。

私達の持っている倫理観なんて狂ってますね。

でもそんな世界で生きている。

とかなんとか考えるのが好きな人にとって狂った社会で生きるのも楽しいよ!と作文しているバタイユの小説を読むと、世の中楽しいじゃん!と思えます。数少ない感情に訴えかける本能と感覚の小説。

妄想内の安全で唯一至高の官能。
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投稿日: 2か月前 投稿者: Fodderstompf
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投稿日: 13か月前 投稿者: transcendental
買いです。
「エロティック三部作」とすることで「マダム・エドワルダ」と「眼球譚」に「死者」を加え、さらに「エロティシズムに関する逆説」と、「エロティシズムと死の魅惑」と題され... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: yoshioki6
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渋沢龍彦によれば「オートバイ」のシュールリアリズム系統のピエール・ド・マンデアルグにも「城の中のイギリス人」という変名で書いたポルノがあるそうだ。バタイユは変名で... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: ゲバラ
訳文が素晴らしい
表題作はバタイユが匿名で出版したポルノグラフィーだ。出版当時(1941年)はどうだったかわからないが、現代の我々の目にはその実用品としての機能は極めて少ない。訳文... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: むじな丸
生田耕作に敬礼
正直なところを書くと、冒頭の小説「マダム・エドワルダ」にはあまり感心しなかった。「死者」「眼球譚」のほうができがいいからである。逆に言うと、「マダム・エドワルダ」... 続きを読む
投稿日: 2009/6/18 投稿者: Billy-Burroughs
免疫をつけて
始めの『マダムエドワルダ』と『死者』では露骨過ぎる表現と、文章から放たれる悪臭に顔をしかめ、「この変態!!」と著者を罵倒しながら読み進める。... 続きを読む
投稿日: 2007/2/5 投稿者: こくじ
やはりそうなのか。。。
相当の虚無を背負っている。
盛り場の喧騒、夜の空気と相まってそれは増すばかりだ。

剥き出しの性衝動と急落の繰り返し。... 続きを読む

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